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株式会社沖縄ネット不動産
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再生不可能な再生可能エネルギーの不動産査定

次々に現われる熱帯低気圧に
あとは運まかせの沖縄です。

さて
先日のブログで
過去に宮古島に設置されたメガソーラー施設が
残骸となっていることについて触れました。

地球に優しかった南国沖縄のメガソーラ

そのブログを経産省のお役人が
見たからかどうかは分かりませんが
太陽光パネルのリサイクルの義務化について
ようやく本格的な検討が始まったようです。

太陽光パネルのリサイクルについては
これまでもリサイクル技術やその課題について
検討が進められて来ました。

しかしながら
当初、太陽光パネルは、


しょせん、ガラスと半導体なんで、リサイクルなんて簡単ですよ。あはっ

と言われていました。

しかし、現状、
リサイクルされているのは
パネルを固定する架台の部分と
表面のガラスの部分のみで
半導体部分の大半は産廃扱いとして
最終処分場に埋め立てされるのが現実で
将来の埋立スペースの確保を含め
環境への負担が課題となったままです。。

また、
パネルの設置者に対しては
計画的な廃棄処分費用の確保を求めていますが
それも電動キックボードのヘルメットと一緒で
努力義務のレベルです。

それを、
冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビ等の廃家電の
リサイクルと同様に、太陽光パネルの設置者(利用者)による
廃棄・リサイクル費用負担の義務を法律化する
動きとなりそうです。

これにより
廃家電のように
廃棄・リサイクルへの費用負担が
徐々にでも定着してくればと思います。

それでも、
使われなくなったパネルが不法投棄されたり
放置されるようなケースも出てくると思いますが
これらは、現在の危険な空家の問題と同様に
設置者が対応しない場合は
行政が代執行を行ない
その費用を設置者に請求する等の
対応も検討が必要です。

現在、
太陽光発電が付随した不動産の売買では
不動産の所有権の移転とともに
太陽光発電設備の名義変更を行ないます。

その名義変更の手続きが
きちんと行なっていれば
設置者の名義は追うことが出来るものです。破産・廃業すると清算人扱いとなります

また、現在は、
太陽光パネルが付随した不動産は
付加価値とみなされ、
不動産の売買においてもプラスの評価となります。

しかしながら、
今後、太陽光パネルのリサイクルが
法律で義務化されるようになると
その廃棄・リサイクル・処分費用の負担も
不動産の購入者に移転することになります。

そうすると
ある程度の年数が経過した太陽光パネルは
不動産にとってもマイナスの査定となるケースも
増えてくることになるでしょう。