梅雨が明けとともに、気象衛星での
台風襲来のチェックの日々が始まった沖縄です。
さて、日本では
不動産の新築人気が根強いです。
不動産に限らず
車やタタミや旦那も新しい方がいいという
表現もあります。(笑)
こと不動産に関しては
新築の不動産を建てるとき
近年の土地価格の上昇や
建築資材・人件費の高騰は
価格に転嫁しなければなりません。
そうすうと
自ずと不動産の販売価格は高くなり
一般庶民ではなかなか購入しづらい価格帯になると
売れ残りのリスクも高くなるため
新築の販売業者さんも建築を控える場面も出てくるものです。
こうして
新築物件の供給が減少すると
需要と供給のバランスの関係で
新築物件の価格はますます上昇することにもなります。
前置きが長くなりましたが
一般的には人気の高い新築の不動産も、
「不動産は水もの」と言われるように
それでも売れ残りが発生することもあります。
新築物件の売れ残りの要因は
やはり立地であったり
それらも含めた物件と価格との不釣り合いが多いものです。
ちなみに、
不動産で「新築」と表現して良いのには
ちゃんと定義があります。「新婚さん」みたいに曖昧ではありません(笑)
不動産の広告に関する業界団体である「不動産公正取引協議会」の
「公正競争規約」の規定によると
「新築」と表現できるのは完成後1年未満です。
また、
その間に誰も使用・所有したことが無いものに限ります。
ですので
新築の不動産を購入し
そのまま一度も使用すること無く転売した場合、
その不動産はもう「新築」を名乗ることは出来ず
「未入居物件」の肩書きに成り下がります。車で言うと「新古車」みたいなもの
まぁ、不動産の実務においては
「新築物件」でも「未入居物件」でも
それほど意味合いは変るものではありません。
ですので、
人気の物件の場合は
「未入居物件」の方が新築時の販売価格よりも
高く売れたりすることもあります。
その一方で、
あまり人気の無い物件での「未入居物件」については
「売れ残り」の心象もあるため
新築物件と比較して値引による価格面でのお買い得感が
付加されることもあります。
このように
一般的には買手の購入意欲をソソるのが「新築」の不動産ですが
不動産業界には、あえてこの「新築」の肩書きを外して
販売する手口があります。
不動産をよくご存じの方々は
もうピンと来ているかも世入れませんが
長くなりますの続きはまた次回で。