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不動産が煩わしくなるとき

不動産を売却する人の理由

おはようございます。

毎年この時期の夜は
家の近くを飛び交うホタルが幻想的です。

さて、
不動産を購入する動機の一つに
【将来のための安定収入の確保】があります。

これは不動産を購入し
それを第三者に賃貸し
賃料収入を得ることで
それを将来の収入源にするという考え方です。

ワンルームマンションなどの
分譲マンションの一室を購入するのもそうですし
一戸建てを丸ごと賃貸するのもそうです。

また、テナントビルや
アパートやマンションを建てたり
中古で購入するものこれらの一環です。

いずれも、所有する物件数や規模が大きくなるほど
将来の月々の収入も大きくなっていきます。

そして、仕事をリタイヤした後も
それらの収入を糧に悠々自適に暮らしている人が
世の中にはたくさんいます。

以前、
これらの収益不動産を所有しているオーナーさんから
「自分の所有している収益不動産を売却したい」との
相談がありました。

売却をお考えの不動産は
借り手もちゃんと付いており
賃料収入も安定して入って来ていました。

それなのに
なぜわざわざ売却するのか不思議に思い、
その理由を聞いてみました。

すると、こちらのオーナーさんは
「収益不動産は所有したらしたで、色々と煩わしくて落ち着かない」
とのことでした。

具体的には
・入居期間中の設備の不具合やその修繕
・入居者が退去する際の原状回復やその費用負担の分担
・次の入居者募集のための条件調整
・次の入居者が決まるまで空室のままであることが気になることetc
でした。

これらはいずれも一次的には管理会社が対応してくれることですが
物件のオーナーとして管理会社からそれら報告を受け、
どう対応するかなどを打合せすることが
煩わしくなって来たそうです。

そのオーナーさんの年齢は70才前後でしたが
「人は歳を取ると、それまでは普通に出来ていたことも
徐々に柔軟な対応が出来なくなり、
そういう自分にストレスを感じるようになる。
さらにストレスへの耐性も弱くなり
一度何かが気になると、そのことが頭から離れず
精神的にも肉体的にも負担である。」
とのことでした。

そのため、
「いっそのこと収益不動産を売却し、平穏な生活をしたい。」
というのが売却の理由でした。

お金や資産のある人ならではの
うらやましい悩みではありますが
たしかに収益不動産は維持管理を含め
所有していることで
何かと手間や心配が掛かることもあります。

これらが向かない人は
せっかくの収益不動産ですが
売却して現金化して安心と平和な生活を得るもの
一つの方法です。