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海での出来事は対岸の火事にあらず

海での出来事は対岸の火事にあらず

おはようございます。

ロマンチックなペルセウス流星の観察に
お昼寝の助けが必要となりそうです。

さて、世界に向け
様々な貢献をうたっている日本が
批判の目にさらされています。

先日発生した
モーリシャスでの貨物船座礁による
重油の流出です。

一民間企業にて発生した事故ではありますが
世界から見ると「日本の企業が起こした事故」ですからね。

今回の船が座礁し漂着した場所を
グーグルマップで調べてみると
島のすぐ近くのリーフの部分です。

そこから約1,000トンもの大量の重油が流出し
モーリシャス島の海岸線に流れ着き
大きな環境被害を与えています。

現在、島の方々が
重油の除去をされていますが
先の見えない状況です。

ちなみに、日本では
1997年に島根県隠岐島沖で発生した
ロシアのタンカー船「ナホトカ号」からの重油流出事故が
記憶にあります。

この時は地元とボランティアの方々が中心となって
重油の回収を行ないましたが
流出した重油の回収に約2ヶ月を要しました。

その時に流出した重油の量は約6トンで
今回のモーリシャスの流出量はその約170倍の1,000トンですので
途方もない量の流出です。

海洋船はこのような被害を補償するために
膨大な金額の保険を掛けているものですが
重油の回収作業などは
保険では解決できないくらい負担の大きいことです。

今回のモーリシャスでの事故は
沖縄も他人ごとには思えない面があります。

モーリシャス島は
沖縄本島の約2倍の面積で
人口は沖縄本島と同じくらいです。

島の経済の中心は
サトウキビと漁業と観光で
これも沖縄に似ています。

また沖縄には
450万トンの原油を備蓄するタンクがあり
タンカーの往来もあります。

もし、
沖縄の近海で同様な流出事故が発生した場合
沖縄の大切な観光資源はどうなることでしょうか。

沖縄の美しい海や海岸線が
黒い油で覆われてしまうのを想像するだけで
恐ろしくなります。

沖縄の不動産も
オーシャンビューやオーシャンフロントを
ウリにしているものが多いので
その際は一時的には売買にも影響が出るでしょう。

周りを海に囲まれた沖縄は
台風、津波、米軍絡みのテロ、感染病以外に
今回の重油流出のような海上事故も
不動産売買のリスクとなりえます。