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競売物件に入札する人・あきらめる人

競売物件に入札する人・あきらめる人

沖縄では一足先にサクラが咲き始めています。
受験生の皆さんにも満開が訪れますように。

さて、競売物件といえば
ひと昔前までどこかキケンで
近寄りがたいイメージがありました。

競売になるくらいですので
色々なところに借金があり
その取り立てにコワイ人たちがやって来たり
あるいは借金の肩代わりにコワイ人たちが
そこに住み着いているかも知れない・・・。

実際、日本において、
反社会的勢力の方々の不動産の取引が厳しくなると
彼らは競売物件に目を付け、競売物件を落札し
反社会的勢力の事務所として使用したり
あるいは自らそこに住んだり、室内に居座って
高額の立退料を請求する等の行為を行なっていました。

また、落札した競売物件を高値で転売するなどして
収入源の一つとしても活用していました。

その一方で、不動産業も
コワイ人たちには負けずと劣りませんので
落札した競売物件をリフォームして
高値で再販売を行うなどガッポリ儲けて来ました。(笑)

こうして、競売物件は
以前はコワイ人たちや不動産業者の独占市場でした。(苦笑)

その後、世の中が変わり
競売物件へのコワイ人たちの居座りや嫌がらせが出来なくなると
「競売物件は危険なもの」というイメージが
改善されはじめました。

これにより
一般の人の競売への参加が増え始め
実際に個人の落札者も増えはじめました。

不動産業者が競売に参加する際は
先程のように落札した物件をリフォーム・再販売し
会社としての利益を出すことが目的ですが
一般の人は、基本的に自分たちが住んだり
利用することが目的ですので、利益が不要なぶん
入札する金額も高めに設定することが出来る
という背景もあります。

ちなみに、一般の人の中にも
競売で落札した物件の転売を繰り返して
ひと儲けしている人もいますが
「不特定多数の人を相手として」「反復継続」して取引を行なうことは
宅建業法に抵触することになります。

話がそれましたが
一般の人が競売物件の手続きで困るのが
居住者(占有者)が落札後もそのまま居座り続けることです。

競売で落札後
占有し続ける人に退去してもらうためには
一定の期間と費用が必要となります。

とくに、
最後まで居座り続けることになった場合
「強制執行」という形で文字通り強制的に出ていてもらうには
それなりの費用が掛かります。

そうならないよう
占有者と交渉を行なうのですが
その交渉は一般の方ではナカナカ苦痛なものです。

また、競売物件は
室内がゴミ屋敷と化していることも多いもので
競売の入札資料である
「物件明細書」に載っている写真を見ても
多くの競売物件で、家の中は散乱していたり
雨漏りがしているような物件はたくさんあります。

一般の方は
これらをリアルで見るだけでも
かなりの精神的な苦痛を感じるものですし
また、それらを片付けた上でリフォームを行なうのも
大変な作業になります。

競売物件への入札の代行を
不動産業者に依頼する人がいらっしゃるのは
これらの理由からです。