また1月なのにエセ梅雨前線が登場しました。
今年の異常気象の前触れなのでしょうか・・・
さて、日本のことわざは
その意味を誤解している人が多いと言われています。
例えば
「情けは人のためならず」ということわざは
①「他人への親切は、いつか自分に戻ってくるから積極的にやるべき」
②「他人への親切は、甘えにつながり、その人のためにならないから止めた方が良い」
のどちらが正しいか迷う人も多い少なくないそうです。
もし、どちらが正しいか迷ったときは
TBSの「まんが日本昔ばなし」を思い出して下さい。
「日本昔ばなし」のストーリーに出てきそうな方が
正しい答えです。(笑)
ここではもちろん前者が正しい方です。
Z世代を中心に今どきの若い人は
後者が正しい意味だと思っている人も少なくないと
言われています。
これは、最近は、ことわざを聞いたり
使ったりする機会も少ないのがその理由とも言われていますが
ある説では「まんが日本昔ばなし」のTV放送がなくなったため
とも言われています。(笑)
ビジネスにおいても
第三者に対して親切に出来る場面はたくさんあるものです。
その親切で、相手に喜ばれる究極は
費用をタダにしてあげることです。(笑)
今回の費用はサービスしておきます。
なんて言われると
出費を予定していた人からすると
嬉しいものです。
しかしながら
世の中には
前回はタダにしたんだから、今回もタダにしろよ!
と言い詰める人もいます。
また、言葉にはしなくても
内心では
(前回はタダにしてくれたのに・・・)
とガッカリする人もいるものです。
そうすると
ガッカリされるんだったら、最初もタダにしなければ良かった
と後悔することにもなります。
こういう経験が繰り返されると
「次からは無用な親切は止めておこう」と思う人も増え
結果的に世知が無い世の中になっていってしまいます。
そうなると
「他人への親切は甘えにつながり、
その人のためにならないどころか
自分に対しては不満という形で戻ってくる」
という意味になっていまうのにも一理あります。
元旦の震災に伴い
日本人の持っている「他人への優しさ」が
また注目されています。
それらを後押ししたり
若い世代の人たちにも響くよう
こういう時こそ「まんが日本昔ばなし」のような良い番組が
放送されるのを期待します。