プロ野球の沖縄キャンプの時期は
天気が悪くなるのが慣例ですが
今年はどうでしょうか。
さて、不動産の売買の
新たなスタイルの一つとして模索が続いていた【IT重説】による不動産の売買が
今年の4月から本格運用される方向です。
不動産を取引する際には、
宅建士(宅地建物取引士)による重説(重要事項説明書)が
法律(宅建業法)で義務付けられています。
これに対し、
「薬剤師による対面での販売が義務付けられていた医薬品も
インターネットによる販売が可能になったんだから
不動産もインターネットで売買できるんじゃないか」と
楽天の三木谷社長が力説し続けてきたのが【IT重説】です。
【IT重説】は、賃貸物件で先行して採用され
その後、売買についても社会実験が始まりましたが
当初はほとんど実施されておらず
「このままでは本格運用は難しいのでは」
とウワサされていました。
例えば、沖縄のケースで言えば
仮に【IT重説】という手段があったとしても
県外の人が沖縄に不動産を購入する際は、
それがどんなに経済的で効率が良くても
やっぱりわざわざ沖縄に来るものです。
沖縄に不動産を購入する人は
沖縄のことが好きなので
あれこれ理由を付けて「沖縄に来たい」という心理があるからです。
ところが、
昨年の新型コロナの感染拡大に伴い
人の移動や対面でのビジネスに制限が掛かかると
「本当は沖縄に行きたいけど、石田クンみたいに叩かれるのも困るので
残念だけど、今はリモート・非対面で行なう【IT重説】で売買しようか」
という選択肢を選ばざるを得ない状況となってしまいました。
こういう流れが、全国でも広がり
IT重説を利用して不動産の売買を行なうケースが
徐々に増えはじめました。
そして、その後も
新型コロナは引き続き猛威を振るっており
なかなか収まる気配も無いことから
「いっそのこと【IT重説】を本格運用にしましょう」
という流れになったようです。
今回、【IT重説】が本格運用になれば
楽天の三木谷社長には
マー君の楽天復帰と合せて
追い風が吹いていますね。(笑)
ちなみに、
【IT重説】は不動産売買の手法の一つですので
新型コロナが収まれば、これまで通り現地に出向いて
現地にて重要事項説明を受けるという人が
また戻ってくることでしょう。
とくに南国リゾート沖縄はそうでしょう。
不動産は高額な買い物ですので
医薬品の購入とは違い
やはりリアルに対面して
あれこれ確認しながら購入したいでしょうし
その方が想い出にもなりますし
不動産への思い入れもいっそう熱くなるものです。