この週末、
沖縄では各地でサクラ祭りが開催されます。合格発表の時期には少し早いですが
さて、
不動産の広告には
「家賃並みでお家が購入できます!」
というフレーズがあふれかえっています。
実際に
賃貸物件に住んでいる人が
お家を購入する際に
それを動機としている人も少なくありません。
しかしながら
家賃だけではお家は購入できません。
購入するのが分譲マンションの場合は
賃貸物件では発生しなかった
管理費・修繕積立金・駐車場代が
毎月発生します。
このうち修繕積立金は
将来の修繕を行なうための準備金ではありますが、
新築の販売時には、マンションの事業主が買い手がつきやすくするために
実情とはかけ離れたお安い金額に設定されており
5年後・10年後からジワリジワリと値上がりが始まります。
また、固定資産税の負担も毎年発生します。
これに対し、
購入するのが一戸建ての場合は
管理費や修繕積立金や駐車場代は発生せず
追加されるのは毎年の固定資産税くらいです。
さらに
購入するのが新築物件の場合は
分譲マンションを含め、当初の5年間(木造は3年間)は
固定資産税が半額近くになるため
最初のうちは家賃並みで過ごすことができ
とても快適です。
しかし、
新築物件の場合は
固定資産税の軽減措置の期間が終わる頃、
また、中古物件の場合は購入後暫くすると
外廻りや設備等に不具合等が発生するようになり
その修理・補修・新品交換等に費用負担が
発生するようになります。
それも内容によっては
10万円単位の結構大きな金額に
なることもあります。
また、一戸建ての場合は
早いものでは新築後10年を過ぎた頃から
雨漏りや水漏れ等、生活に支障をきたす事象も発生するようになり
その対策として外壁や屋上の塗装や補修、
屋根材の張替え等が必要な状況になると
その工事費は100万円単位となります。
いずれも
賃貸物件に住んでいた場合は
基本的に発生しなかった費用です。
じゃあ、ずっと賃貸物件に住んでいなさいということですか?あはっ
そうではありません。
持ち家には
賃貸物件にはない自由と快適さがあります。
自分たちが住みやすいように
自由にリフォームが出来ますし、
ペット不可のマンションでなければ
ペットと一緒に暮らすことも出来ます。賃貸でもペット可はありますが
また、実際に
「家賃並みでお家が購入できる」というのを
動機として家を購入した結果、
幸せに暮らしている人もたくさんいらっしゃいます。
要は、
「決して家賃並みでは済まない」ということを
予め理解しておきましょうと言うことです。
人間、後から知ってガッカリするよりは
最初から実情を覚悟しておいた方が
幸せを感じることが多いものです。(笑)
不動産業者が
「家賃並みでお家が購入できますよ!」
と言うフレーズを 悪びれもなく 使うのは、
単に物件を購入してもらいたいだけなのです。(苦笑)