ご多分に漏れず
朝に布団から出るのが億劫になってきた沖縄です。
さて
世の中にあふれる
不動産の看板。
写真映えする人気の芸能人が写った
ビルの屋上の宣伝看板も
都会であればその景観に溶け込みます。
しかし
観光立県をうたう沖縄においては
度の過ぎた看板はもちろんのこと
電柱にくくり付けた違法なチラシなどは
景観上もアレなものです。
また、
物件の敷地内に設置された募集看板や
アパートの空き部屋の看板等も
見た目はアレなのですが
こちらは違法でないため、
取り締まる術も無く
不動産屋のセンス次第となっています。
しかし、
そんな不動産の看板も
景観上の問題だけでなく
犯罪の片棒を担いていることが
あらためて問題となっています。
たとえば、空家や空き室に
知らない人が勝手に寝泊まりしていたという事件は
昔からからありました。
ひと昔前の
空家の売買物件や賃貸物件では
不動産屋がお客さんを案内する際の合カギが
メータボックスに隠してありました。
ですので、
それを知っている悪い人たちは
「売」や「貸」の募集中の看板がついた家や建物を見つけては
合カギを使って難なく室内に入り込むことが出来ました。(苦笑)
しかし、最近の不動産屋は
カギを内部に収納出来る
暗証番号付のキーボックスを使用していますので
そういう人たちも簡単には室内に侵入することが
出来なくなりました。
これに対し、
最近の 闇バイト 詐欺を働く人たちは
空き物件にキーボックスが設置されていることを確認した上で
不動産屋に連絡してダミーで内覧を行ない
暗証番号を盗み見したり、あるいは
地道に手作業でキーボックスの解錠を行なうことで
部屋のカギを手に入れます。
その後、合カギをつくり
元のカギはキーボックスに戻し
不動産屋にバレるのを遅らせるとともに
自分たちはいつでもその空き物件に侵入できるよう
準備をします。
そして、
犯罪で得た金銭等を宅配便を使って
その空き物件を受取りの場所として
利用したりしているそうです。
ですので
私たち不動産屋が
何気なく設置している
「売物件」や「貸物件」の看板は
景観上アレなだけでなく
凶悪な犯罪に加担する可能性もあるということです。
沖縄は観光県ですので
ナイチャーじらぁの(県外者の顔つきをした)見知らぬ人が
空き物件のあたりをウロウロしていて
声を掛けられても
観光ですから~
と言っておけば
怪しまられるリスクも下がります。(笑)
長らく空き部屋になっている
不動産のオーナー様は
是非ご注意下さいませ。