梅雨入りした沖縄ですが、雨上がりの夜は
光をめがけシロアリが集まってきます。
さて、
不動産のブログで
「住むなら賃貸派or持ち家派」という
記事をよく見かけます。
結論から言うと、
どちらもメリット・デメリットがあるため
どちらが良いというパーフェクトな回答は無く
結局はその人の判断によるというオチです。(笑)
ちなみに、これまで
「資産は持っているのに
賃貸物件を借りることが出来ない」
というケースが何度かありました。
例えば、ある人は
自分が所有する不動産を
第三者に貸しているのに、
自分が賃貸物件を借りようとしたところ
お部屋を借りることが出来ませんでした。
また、別の人は
現金・預金はそれなりに持っていましたが
やはり賃貸物件のお部屋を借りることが出来ませんでした。
どちらの人も
お部屋を借りることが出来なかった事情は
【保証会社】です。
【保証会社】とは、
【家賃保証会社】のことであり
賃貸物件で入居者が家賃の滞納をした際に
入居者に替わって保証会社が
家賃を立替え払いしてくれるものです。
賃貸物件のオーナー様からすると
家賃の回収が遅れたり
家賃を取りっぱぐれるリスクが小さくなるというメリットがあるため、
現在はほとんどの賃貸物件で
家賃保証への加入が条件となっています。
この保証会社の審査の観点はいくつかありますが
その中で重要なのが
「安定した収入が見込めること」です。
定職に就いていることがベターですが
これから事業を始め、収入を得ようとする人でも
保証会社は審査を通してくれるものです。
しかし、その一方で、
いくら現金や預金が有っても
安定した収入が見込めない人は
保証会社の審査が通らない場合があります。
そういう方々から
と相談を受けることがありますが
保証会社への加入の条件を外して
自分の判断と責任で賃貸をするオーナーというのは
少ないものです。
実際、1年目の家賃は担保出来たとしても
それから先の2年目以降も
家賃の支払は続きます。
日本社会では
定年退職の年齢の引き上げや
再雇用制度などがうたわれていますが
そうなった場合でも、現実的には
70歳を過ぎても働くという人は少ないでしょう。
その場合、もし何らかの事情で
賃貸物件に住まなければならなくなったとき
いくら預金等の蓄えがあったとしても
安定した収入が無いことを理由に
お部屋が借りることが出来ないという
状況となってしまいます。
非常に悔しく
情けない思いをすることでしょう。
そう考えると
定職が無い後の老後も
安心して住むことが出来るのは
やはり「持ち家」です。
持ち家も、
維持管理にはそれなりの費用と手間が掛りますが
そこに住むのに、他人の審査や判断に左右されないという
安心感があります。