不動産の資産価値を上げるコミュニケーション力

まだまだ海本番の沖縄ですが
突然の雷には気を付けましょう。海水は電気を通すので・・・

さて、
不動産を売却する際に
不動産屋が売主さんにお尋ねする項目がいくつかあります。

不動産を売却する売主さんの心理としては
「自分の所有する不動産を不動産屋に少しでも高く評価してもらい、
そして、買主さんには少しでも高く買ってもらいたい。」
と思うものです。

ですので
自分の所有する不動産の良いところを
断然アピールしたいと思っているものです。

それはそれで大切なことではありますが
不動産屋が売主さんにお尋ねする項目の中には
売主さんの意に反して、
「売却する不動産のデメリットの有無」も
お尋ねします。

具体的には
・雨漏りの有無
・白アリ被害の有無
・建物の腐食・傾き
・ボヤ火災の有無　などです。

また、
周辺での殺人事件の有無や
暴力団など迷惑な方々の存在の有無など
売主さんからすると

この不動産屋は本当に売る気あるの？

と思うようなマイナスな質問が多いものです。（苦笑）

しかしながら
ここが売主さんと買主さんとの感覚の違いで
繰り返しになりますが
売主さんはとかく物件のメリットをアピールしたいのに対し、
買主さんとしては物件のデメリットの有無を
全て把握しておきたいのです。

なぜならば
不動産の売買により
売主さんは自分の手から離れていきますが、
買主さんの方は、購入した不動産と
今後長く付き合っていく(所有する)立場ですので
その保有に伴う手間やデメリットも
購入する前からシッカリ知っておきたいのです。

例えば
「付き合っている時はいい人っぽかったのに
結婚してみたら全く役立たずの男だった」
では目も当てられないようなものです。（笑）

話しが戻りますが
売主さんに確認させて頂く項目に中には
「近隣とのトラブルの有無」もあります。

売主さんとしては
出来ることならば隠しておきたいような「恥」の部分ではありますが
これも正しく回答しましょう。

買主さんにとっては
不動産自体は「お気に入り」であっても
近隣との関係が上手かないと
その空間は苦痛でしか無くなるものです。

不動産の資産価値という観点においては
土地や建物などの物理的なものだけでなく
近隣の方々との関係など
目に見えないソフト的なものも重要です。

とくに近隣の方々との関係においては
良好なのに越したことはありませんが
今のご時世は「あたり触らず」の関係も
やむを得ないものです。

これらの関係性を維持するためには
日頃の挨拶やコミュニケーションが大切です。

あのお隣りさんは大嫌い！

と冷戦を続けていると
将来、不動産を売却することになったとき
冷戦状態が不動産の評価を下げる
足かせになることもあるものです。