台風14号は沖縄本島を避けるように
通過しています。
さて、不動産業者が
お客様から不動産の売却について相談を頂いた際に
所有する不動産の査定依頼を頂くケースが多いものです。
それに対し、不動産業者は
【査定書】にて売却価格をご提案するとともに
売却に伴う諸費用や全体の流れについても
合わせて説明します。
その上で
実際に売却されることとなった際には
再度、売出し時の価格について
打合せを行ないます。
売出しの価格は
売主さんの事情や状況によって
変わって来ます。
比較的早めに売却を希望されている売主さんは
不動産業者が査定書にて提案した価格を
そのまま採用されることが多いものです。
その一方で、特段急ぎの売却でなければ
「少しでも高く売れた方が嬉しい」という心理から
不動産業者の提案価格よりもかなり高い価格での
売出しを希望される方もいらっしゃいます。
そして、
そのまま高値安定で売出し続けることもあれば
様子を見ながら徐々に値引きしていきます。
これも決して間違えではありません。
高めの価格から
徐々に金額を下げて行くことによって
買手側の予算の上限金額で
正式に購入の申込みが入ることもあります。
しかしながら、さすがに
相場と比較してあまりにも高い金額ですと
実際にその価格で売り出しても
反響は少ないものです。
中には
オタクの物件は何でこんなに高いんだ。
こんなんじゃ誰も買わないぞ!
とお叱りを頂くこともあります。(苦笑)
また、
最初の高い金額から
頻繁に価格を下げて行くと
買手側も
この物件はもう少し待てばもっと価格が下がるかも
とひたすら価格が下がるのを
待ち続ける人もいるものです。
一般的に、
買手側の心象としては
途中、価格の値下げがあったとしても
結果的に長らく買い手が付かない物件は
「売れ残り感」があるものです。
ですので
あまり高すぎず
かと言って安すぎないように
売出しの価格を決めるのが
難しいところです。
実際、不動産業者が
「これはいくら何でも高すぎでは・・・」
と思うような価格でも、
運良く買主さんが見つかることもあります。
とくに、
「海が見える・海に近い」等の沖縄のリゾート系の物件は
県外のお客様が飛びついてくれることがあるものです。。
コロナの前までは
「沖縄」と名が付くだけで
不動産の価格はウナギ昇りでした。
しかし、
新型コロナの影響下においては
条件面で厳しい点がある物件等では価格が値下がりしていますし、
コロナ禍でも横ばいのところやいまだに値上がりしている物件もあります。
沖縄の不動産は
価格の設定が難しいものです。
そして、
不動産業者からの提案等をもとに
その売出し価格を最終的に決定して頂くのは
売主さんとなります。