週末はまた気温が下がるようですね。沖縄も20℃以下・・・
さて
最近、同じフレーズが続いていますが
不動産の売買は大きなお金が動きます。
そんな不動産を売買する人の中には
初めて売買をするという人も少なくありません。
そうすると
自ずと一つ一つの手続きに
慎重になるものです。
これに対し不動産業者は
不動産の売買は一つの業務として
すっかり慣れてしまっているため
手続きに際しても、何でもパッパと進めて行くのが
クセになっているものです。
例えば
書類にお客さんのサインをもらうようなときでも
その書類の内容を十分に説明しないで
事務的に進めていくようなケースです。
こうして、
お客さんと不動産業者との間に認識のギャップが生じ、
お客さん側からすると
不動産屋は仕事のヤリ方が強引で、態度が横柄
というイメージを持たれるものです。
実はこのパターンは
不動産業者だけでなく
不動産の所有権の移転手続き等を行なう
司法書士さん等でも同じ指摘を頂くことがあります。
例えば
不動産の所有権を移転する際に
当事者には「登記原因証明情報」という書類と
司法書士さんへの「委任状」に
それぞれ署名・捺印を頂きます。
どちらも実印での捺印となりますが
一般の人からすると
実印を押す書類というのは
よほど大切な書類であると思うものです。
しかしながら
司法書士さんも
実印を使用する書類には
業務としてすっかり慣れてしまっているため
書類の説明をしないで
当事者に署名・捺印をもらおうとする司法書士さんも
少なくありません。
また、この時、捺印にあたり
当事者から実印を預かる司法書士さんも
少なくありません。
一般の人からすると
たとえ司法書士さんであっても
実印を他人に預けるのには
抵抗を感じる感じる人もいらっしゃいますが
それに気付く司法書士さんはほとんどいないものです。
話しは戻りますが
不動産の売買では
お客さんに署名・捺印をもらおうとする書類については
とくに説明を丁寧にするだけでも
お客さんの心象もだいぶ変わります。
こうして
内容をしっかり理解して頂いた上で
署名・捺印を頂けば、お客さんも安心ですし
お客さんとの距離も近づいたような気もするものです。
ちなみに
お客さんの中には
こと細かな内容について
質問をされる方もいらっしゃいます。
確かに、
細かい点まで全て理解をして頂ければ
それは理想的ですが
売買において本質的ではない部分まで注意が行ってしまうのは
大切なことから焦点がズレてしまうことでもあります。
また、
あまり細かいことを聞いてくる人に対しては
売買の相手方である売主さんや買主さんには
敬遠されてしまう傾向があります。
とくに、
昨今の不動産の売り手市場においては
「細かい人」イコール「後で何がトラブルになるんじゃないか」と思われ
このお客さんはパスして下さい。
と売主さんに言われることもあります。(苦笑)
不動産の売買では
細かい説明よりは
丁寧な説明に注力することが
売主・買主お互いに
安心で気持ち良い取引きが出来るものです。