県外では季節外れの大雨だそうですので
どうぞお気をつけ下さい。
さて、先日
金融機関の人とユンタクする機会がありました。
不動産を売買する際には
金融機関の融資を利用する人も多いため
不動産屋と金融機関は
太古の昔から密接な関係があります。
例えば、
「不動産を売りたい不動産屋」と
「その購入資金として融資を利用してもらいたい金融機関」
といったような関係です。
実際、近年は
ゼロ金利やマイナス金利など
借り手に有利な金利が続いていることもあり
ある程度の現金を持っている人であっても
あえて融資を利用して不動産を購入する人もいらっしゃいます。
また
不動産業者によっては
自社で不動産を購入し、それを転売する等で
利益を上げているビジネスモデルの会社もありますので
その購入資金にと金融機関がセールスをするケースもあります。
このように
密接な関係の不動産屋と金融機関ですが
世の中の評価は、
金融機関はエリートな会社のイメージに対し
不動産屋はダークな会社のイメージです。(笑)
学生の就職希望の人気ランキングでは
毎年大手の金融機関が上位にランキングされますが
不動産業者がランキングされたことはございません。(苦笑)
話が大きくそれましたが、
ユンタクした金融機関の人の話によると
最近は、現金を引き出し等する際に
口座がロックされてしまうケースが
増えているそうです。
ウクライナでの戦争や振り込め詐欺など犯罪防止の面からですか?
いえ、違うんです。
事情はもっと深刻だそうです。
口座がロックされてしまう理由は
大きく2つあるそうです。
一つ目は
インターネットバンキングで
暗証番号の入力を一定回数以上間違えてしまったため
口座がロックされてしまうケースです。
現在は、ネットバンキングだけでなく
買物・有料コンテンツの視聴・行政サービス・仮想通貨の売買等
インターネットで多くのことが行えるようになりました。
それに伴い
IDとパスワードを入力する機会も爆発的に増加しましたが
そのIDとパスワードの管理が自分で出来なくなり
パスワードを誤入力してしまい
口座が一時的にロックされてしまうのです。
そんなのパソコンが自動入力してくれるじゃないでっすか。あはっ
確かに
オートコンプリートやCookieなどの機能もありますが
最近はネットを悪用した犯罪防止の観点から
画面上のキーボードでパスワードを入力させ
入力履歴が残らない等の対策が取られています。
また、パスワードを使い回ししないよう
推奨していますので
記憶しておかなければならないパスワードだらけです。(笑)紙に残しておくのも禁止・・・
世の中には
パスワードを一括管理出来るシステムもあるようですが
そのシステムにログインする際にも
パスワードが必要です。(笑)
こうして、
たくさんあるシステムの中で
ネットバンキングのパスワードが分からなくなってしまい
ロックされる人が増えているそうです。
口座がロックされてしまう
2つめのケースは、
年輩の人だそうです。
お年寄りの人が
ATMで現金を引き出そうとして
暗証番号の入力を間違えてしまい
ロックを解除して下さい
と窓口に来る人が増えているそうです。
これまではちゃんと使えていたキャッシュカードですが
久しぶりに使おうと思ったら
暗証番号を忘れてしまいロック・・・。
その原因のほとんどが
加齢による「物忘れ」だそうです。
そして、窓口でロックを解除した後、
新しい暗証番号を設定することになりますが
その際、現在のキャッシュカードは
自分の誕生日を暗証番号には出来ないそうです。
そうなると
自分の誕生日以外に
覚えておくことが出来る4桁の番号が
ナカナカ思いつかないそうです。(笑)
家族の誕生日にする人もいらっしゃいますよ~
窓口の人が、新しい暗証番号のヒントを与えたりしますが
奥様の誕生日が思い出せない人も多いそうです。(笑)子どもの誕生日はかろうじて覚えているらしい(苦笑)
世の中のデジタル化が進んで行くのに伴い
これまでの通帳・印鑑・権利証等と同じくらい
暗証番号など人の記憶がますます重要になっていきます。