不動産のトラブル解決はまず当事者の意思から

一足先に
今日からお盆入りした沖縄です。

さて
不動産業も
儲けにならない仕事も多いものです。

不動産業は成功報酬ですので
いくらプロセスを頑張っても
契約をしないと仲介手数料は頂けません。

また
売買の場合は
いくら契約までこぎ着けても
買主のローンが通らなければ、契約は白紙となり、
当然仲介手数料はもらえず
それまでの行為はタダ働きとなります。

その他にも
専任媒介の物件だからといって
チラシやポスティングなど
ガンガンに広告費を掛けて物件を宣伝しても
売主が自ら買主を見つけてきて
契約をした場合には、
同じく仲介手数料はゼロとなるケースもあります。

それぐらいシビアな世界ですので
専任媒介の物件を他社が横取りをしようとしたり
一般媒介の物件で「抜き」を企てられたりすると
不動産業者同士の抗争が勃発するのです。（笑）

また、不動産の仕事では
不動産の取引に関わるトラブル等の相談を
受けることもあります。

この相談は
当社と取引したお客さんではなく
同業者さんと取引した人であったり
これから取引しようと考えているような人ですので
当社の売上には一切ならない人たちです。（笑）

そういう意味では
ボランティアの一種です。。

ですので、
せっかくご相談頂いても、
内容や状況によっては
対応をお断りさせて頂く場合もあります。

また、ご相談を頂いても
当社でご対応が出来るのは
あくまでも一般的なアドバイスとなります。

トラブルの解決とは
状況を的確に把握することが必須ですので
片方の話だけを聞いても
的確なアドバイスは出来ないものです。

とくに
トラブルの相談の場合は
自分に都合の悪いことは
お話にならない人も多いので
入ってくる情報が偏る傾向にございます。（苦笑）

また
事態がかなり進行しているものについては
当社がアドバイスをすることによって
かえって事態がコジれることもあるため
その場合は、弁護士さんへの相談をオススメしています。

また
そもそもトラブルを解決しようとする意思が
感じられない方からのご相談も
直ちにお断りしております。

トラブルとは
当事者の双方が「解決をしたい」という意思を持って取り組まない限り
第三者がアドバイスをしたところで
解決の道には向かわないものです。

まぁ、ボランティアで出来るのは
このくらいの範囲です。