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株式会社沖縄ネット不動産
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知識と人は最大の防御なり

県外で大暴れしているこの時期の前線は
激しい雨をもたらしますので
どうぞお気を付け下さい。

さて
不動産業を営んでいると
不動産の取引に伴う色々なトラブルの情報が入ってきます。

これは
他の不動産会社と取引をし
トラブルに巻き込まれたお客さんからの情報であったり、
不動産協会の事例研修を通じての情報であったり、
裁判の判例等からの情報であったりします。

これらのトラブルには
いくつかのパターンが有りますが、
例えば、不動産業者の知識不足によるミスが
トラブルの原因となっているものもあれば、
不動産業者がもう少し丁寧に説明しておけば
トラブルが回避できたものや、
売主・買主・不動産業者のいずれにも落ち度はないが
残念ながらトラブルになってしまったもの
などがあります。

また、
最初から売主や買主をダマすつもりで取引を仕組み
案の定、トラブルになったものもあります。

世の中がいくら令和になっても
これらの昭和の時代の悪質な商売のヤリ方が
今でもまかり通っているのが
不動産業界なのです。(苦笑)

そして
この悪事を働く不動産業者は
昭和の人たちが経営者である不動産業者に限らず
今どきのカタカナを並べたような社名の
新しい不動産業者でも横行しています。

そう考えると
不動産業界は
そういう方々が入り込みやすい業界の
一つなんだと思います。

以前、
ある不動産業者が行なった不動産売買では
売主・ブローカー・不動産業者・金融機関・リフォーム業者が結託し
不動産の売買代金以外にも、様々な名目で
買主から多額のお金を巻き上げました。

買主は関係者と特段に親しい訳ではありませんが
高額の融資が承認されたことで
融資の範囲内で不動産が自分のものになるのであればと安心し
関係者に任せっきりで、細かなチェックまで行ないませんでした。

暫くして、買主は
自分がダマされたことに気が付き
あわてて弁護士に相談しましたが
時すでに遅し。

関係者はすでに行方不明。

悪事に関わっていた金融機関も
担当者はすでに退社しており
融資をした際の裏事情については誰も知らんぷり。

その上、
返済は通常通り求めてきます。

間もなく
買主は自己破産となりました。

「不動産でお金儲けしたい」
という買主の欲にツケ込んだ悪質な話ですが
悪事に巻き込まれる過程において
それを逃れるチャンスが何度かあったはずです。

しかしながら
金融機関から借入れをしたことによって
「自分のお金」という感覚が希薄になり
高額な支払にも関わらず関係者に任せっきりにしてしまったことが
これらの結果となりました。

一般の人は、不動産の売買は
そう何度も経験するものではありませんが、
それでも大切なことは他人任せにしないこと、
若しくは、信頼できる相談者を持つことが重要です。