賛否両論はございますが
弔事ごとですので
あらためてお悔やみ申し上げます。
さて、
不動産業に限らず
企業に何か問合せをする際に
自分の名前を名乗りたがらない人が
一定の割合でいらっしゃるものです。
名前を名乗りたがらない理由は
「身バレするのが不安」
「質問するだけなのに何で名前を言わなければダメなのか」
「人に名前を聞くんだったら、先に自分の名前を言え!」
など様々です。
中には
「オレは客なんだからオマエは聞かれたことだけ答えればいい」
と少しキレ気味になる高気圧な人もいらっしゃいます。
世の中
お客さんが不動産屋を選ぶ時代ではありますが
同様に不動産業者もお客さんを選んでいるものです。
いくら資金に余裕があっても
人間性にアレがありそうな人とは
不動産屋は取引をしたがらないものです。
例えば
そのような人が賃貸物件に入居すると
入居後も高い確率でトラブルになり
オーナーさんからは
「何でこんな人を入居させたの!」と
オカンムリを頂くことになります。
また、売買物件でも
契約から引渡しまでの過程や
最悪の場合、引渡しが終わった後においても
あれこれトラブルになる可能性があります。
ですので
オーナーさんや売主さんからは
「いい買主(借主)を見つけてください(ヘンな人は見つけないで)」
とクギを差されるものです。
ちなみに
ビジネスで「お客様」とは
企業に利益をもたらしてくれる人のことと言います。
不動産業者の利益とは
仲介手数料です。
ビジネスライクで言うと
仲介手数料を頂いて
はじめて「お客様」となります。
不動産業の場合は
せっかく仲介手数料をいただいても
いったんトラブルに発展すると
その対応に経費倒れになるどころか
逆ザヤになることもあると言います。
ですので
世の中の不動産業者は
お客さんのことを観察しているのです。
その態度が見え隠れすると
「不動産屋のクセに生意気だ~!」
とお叱りを頂くことになるのです。
ちなみに、
沖縄の不動産業界の間では
名前を名乗りたがらないのは
ほとんどがナイチャー(県外の人)と言われています。
どうぞお気をつけ下さいませ。