100点満点の不動産

北海道の初雪の便りは
食べ物がますます美味しい季節の到来でもあります。

さて
不動産を購入しようと物件を探しているときは
人生の中で「ちむどんどん」するピークの一つです。

その他には
恋愛から結婚に発展する過程なども
「ちむどんどん」のピークと言われています。焦りがでだすと違う意味で「ちむどんどん」

不動産も結婚も
理想の物件や理想のヒトに出会うのは
ホント楽しみなものです。

中には
「理想の不動産に出会うまで、私は何年でも待ちます。」
という人もいらっしゃいます。（笑）

いわゆる「100点満点の不動産」です。

不動産を購入する側にとっての採点の基準は
立地、間取り、眺望、デザイン、価格等です。

この中で「価格」だけが
赤点の人も多いものです。（笑）

一方
不動産業者の採点基準は異なります。

不動産業者は
自分たちがその不動産を利用する訳ではありませんので
「安心・安全な取引」という観点で
不動産を採点する傾向があります。

不動産業者は
安心・安全な取引を行なうために
色々な調査を行ないます。

その調査の結果
気になる点が色々と出てくるものです。

例えば、
隣地との境界、越境、
上下水道の配管の第三者利用、
建替えの際の擁壁の扱い、
建物や設備の維持管理面などです。

これらは
購入時に解決出来るものもあれば
将来にわたって継承されるものであったり、
あるいは将来に問題が勃発する可能性がある場合もあります。

権利関係がハッキリしている「分譲マンション」なんかは、
そんな問題は無いんじゃないですか？あはっ

分譲マンションは
一見何も心配なさそうですが
例えば、世帯数が少ないと
毎月の管理費や将来の大規模修繕工事の際の負担が
割高になる傾向があります。

また、現在は、
管理会社への委託が順調に行っていても
将来はアレになることが予想される場合もあります。

こういう観点で
物件を見ている不動産業者にとっても
「100点満点の不動産」は
なかなか巡り会わないものです。。