この時期にウワサが流れる深刻な申告。

県外では来週、気温が乱高下するようですね。
身体への負担も大きいのですが、
お楽しみのサクラが咲く準備でもあります。

さて、昨日は
恒例の確定申告がスタートしました。

芸能人やスポーツ選手が
イータックスを使って
「申告が終わりました」なんて宣伝していますが
あれはヤラセです。（笑）

彼らは複数からの収入があるのに
手持ちの資料も参照しないで
マウスの操作だけで
申告作業が完了する訳がありません。申告しているフリをしているだけです（笑）

それは良しとして
不動産を所有している人にとっても
確定申告は大切な時期です。

昨年、新築・中古を問わず
ローンを利用して住宅を購入した人は
初回だけは確定申告による税金の還付手続きが
必要となります。2年間以降は年末調整で

収益不動産を所有している人は
不動産収入を申告し、
それに伴う税金を納付することになりますが、
その申告に伴い、住民税の額も上方修正となります。

このように、
1ヶ月間という短い期間の中で
みなさん申告作業を完結させますが
確定申告の対象は個人だけではありません。

不動産で言うと
マンションの管理組合が
確定申告をしなければならないケースもあります。

例えば
屋上に携帯会社のアンテナを設置しているマンションは
携帯会社から賃料収入を得ています。

通常はアンテナの設置だけで無く
その電源供給や制御を行なうスペースも
借りていますので、年間ではそれなりの収入となります。

敷地内や建物内に
自動販売機を設置しているところは
設置料の収入が入ります。

沖縄では少ないですが
県外では車に乗らない人も増えているため
マンションの敷地内の駐車場を外部の第三者に
賃貸しているところもありますが
この駐車場代も賃料収入となります。

それ以外にも
屋上に企業名等の看板を設置しているところは
これも設置料の収入となります。

省エネをウリに
太陽光パネルを設置しているマンションで
発電した電気を電力会社に売電している場合は
電力収入となります。

いずれも管理組合としての
確定申告が必要ですが
ちゃんと申告しているかどうかはアレです。

申告がキチンとされているかどうかは
管理組合の各年度の総会の資料にて
「租税公課」の金額が相応となっているか、
また、確定申告の作業を税理士さん等の
第三者に委託した「委託料」等の項目があるかどうか
等で確認することが出来ます。

万が一、申告漏れが発覚すると
過去5年分の課税に加え
加算税や延滞税も加算されることになります。

しかし、もしそれらの追徴があった場合も
管理組合の会計での負担となり
各区分所有者のお財布から直接お金が出ていく訳ではないので
そのまま放置プレイにしているマンションも少なくないというウワサが
まことしやかに流れるのも
この確定申告の時期でもあります。（苦笑）