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寝た虎を起こす不動産売買

周辺の海水温が上昇し
天候が不安定になってきた沖縄です。

さて
不動産のトラブルの要因の一つに
隣地との境界問題があります。

そもそも境界問題は
単に個人間のトラブルに過ぎず
これまでの歴史上の紛争の大半は
土地の境界を巡って発生したものだと言われています。

例えば
現在の代表的な紛争である
ウクライナ問題も
国同士の境界(領土)を巡っての紛争です。

また、ここ沖縄でも
連日勃発している尖閣諸島での事象も
海洋資源の獲得が裏に潜む境界問題です。彼はご関心が無いようですが・・・

話がそれましたが
個人間の境界の話に戻すと
隣地同士で発生する境界の問題は
実は不動産の取引がキッカケとなって
勃発ケースも多いものです。

例えば、世の中の多くの人は
お隣さんとの境界については
そこまでシビアに考えたことも無く
お互いに「大体この辺りだろうな~」くらいの認識で
平穏無事に過ごしている人も
少なくありません。

これは
広大な土地が沢山ある田舎はもちろん
土地の単価が高い都会であっても、
日頃からそこまでシビアに考えていない人も
少なくないものです。

しかしながら、
不動産の取引が行なわれることになると
それに伴い、測量が実施され
急遽お隣との境界を
明確にしなければならない状況になります。

そして、これまでの曖昧な考え方から
突如ミリ単位のシビアな判断を求められることになります。

その結果、
お互いの認識に不一致が生じると
境界の紛争が勃発することになるのです。

つまり、
不動産の売買により
それまで寝ていた子(虎)を
起こしてしまったことになるのです。

土地は資産価値を持つものですので
不動産の売買に伴い
その敷地境界を明確にするのは
当然のことではありますが
それまで順調に行っていたお隣さんとの関係を
あえてコジらす可能性があることも
理解した上で取引を行なう必要があります。

そして、運悪く
境界の確認をキッカケに
お隣さんと気まずい雰囲気になった後
それを継承していくのは
その不動産を購入した買主側です。

これらのことを考えると
お隣さんとの関係は
日頃から良好を保っておくこと、又は
付かず離れずの関係であることが
不動産売買の観点から見ても大切であることを
意識のある不動産屋は実感しているものです。