12月になる前でしたが
前倒しで長袖のYシャツを着用してしまった
週明けの沖縄です。袖は折りたたんでます
さて
世の中に不動産屋はゴマンといますが
不動産屋でなくても不動産に詳しい人が
それ以上にいると言われています。
そういう方々は
複数の不動産を所有する投資家であったり
あるいは自己の不動産の売買を何度か行なった人であることが
多いです。あと不動産ブローカーもね
こういう方々は、どちらも
不動産の売買を何度か経験していますし
中には宅建の資格を持っている人もいらっしゃいますので
不動産に関する知識も経験も
一般の人よりは豊富ではあります。
また、
投資家の方々は
不動産の売買に関する広告を
頻繁にウォッチしていますので
不動産屋よりも売買情報に詳しいこともよくあるものです。
しかしながら
不動産の売買は
一件ずつ取引内容が異なることも多く
一見しただけでは他と同じように思えても
実は大きな違いがある場合もあります。
たとえば
以前お会いした投資家の方は
やはり不動産についてそれなりの知識と
自己所有の不動産で売買の経験がある方でした。
あるとき
知り合いを経由して
土地を売却したがっている人がいるとの
情報が入ってきたそうです。
調べてみると、
その土地は街中にあり
立地も土地の広さも条件が良く
価格も手頃だったので
その地主さんから直接土地を購入する話を
進めたそうです。
不動産についての
知識と売買の経験もありましたので
土地を購入した後は、
建物を建てるなり、あるいは転売するなり
購入して損をすることはない土地と見込んでいました。
しかし、
その人は万が一のことも想定し
その土地を購入する前に
念のため知り合いの不動産屋に
確認をしたそうです。
この土地を買おうと思うけど、どう思う
しばらくしてから
知り合いの不動産屋は
この土地は接道に問題がありそうなので
慎重に判断したほうがいいと思う
とアドバイスしたそうです。
その後、
その不動産屋に調べてもらったところ
その土地の前面道路は
建築基準法の「43条但し書き道路」となっており
土地の権利関係者の承諾書などが無いと
建物が建てられない土地と言うことが判明しました。
仮に建物を建てる際には承諾書を取得出来たとしても
将来の建替えの際や売却の際には
この点がウィークポイントになる可能性があることから
この土地の購入は見送ることにしたそうです。
不動産には色々な法律や条例が関わっており
その中には不動産屋自身でも
あまり経験しないようなものもありますが
それが資産価値に大きく影響するものもあります。
また、
それらの法律や条例も改正があったり
新たに規制が追加されることもありますので
不動産屋も協会の研修等を通じて
知識のキャッチアップをしているものです。
そのような背景もあり
不動産に詳しいとか売買の経験があるというだけでは
先程のような資産価値に関わるようなチェックを
見落としてしまう可能性もあります。
不動産は高額な商品ですので
わずかな見落としが
大きなダメージとなることもあります。
ですので
不動産の売買をする時には
やはり不動産のプロである
不動産屋に相談するのが安心かと思います。