県外でも春ルンルンの陽気ですね。
さて、
不動産を売却しようとするときに
不動産屋は喜んでそのお手伝いをします。
売買物件を扱う不動産屋の収入源は
売却に伴う仲介手数料ですので
基本的に売却の依頼を断わることはありません。
それどころか
アノ手この手を使って不動産屋は
何とか売却の依頼を取付けようとします。
こうして
晴れて売主と媒介契約を締結できると
ここから具体的な売却活動に入るのが
一般的な不動産屋です。
以前、
お客さんから伺った話ですが
その人が所有する土地の売却について
とある不動産屋に相談したそうです。
すると、その不動産屋からは
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この土地は高く売れますよ~
と言われ、すっかり期待してしまいました。
また、その不動産の人当りも良さそうだったので
そのお客さんは正式にその不動産屋に売却を依頼したそうです。
しかし、それ以来
その不動産屋からは
すっかり何の連絡も来なくなりました。
不動産の世界では
よくあることです。(笑)
その後、
数ヶ月が経っても音沙汰がないため
不安になったお客さんは
別の不動産屋にも売却の依頼をしようと思い
その話を最初の不動産屋に伝えました。
すると
不動産屋からは
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これまでこっちは何十回も現地の案内をしているのに、
いまさら別の不動産屋にも売却を依頼するなんてとんでもない!
と強く言われたそうです。
すっかり怖くなったそのお客さんは
このまま売却の依頼をするのも不安になり
家族にも相談の上、不動産の売却自体も
取下げることにしたそうです。
そして、その旨を不動産屋に伝えたところ
その不動産屋からは
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急に売却を取り止めるなんてとんどもない!
それならこれまで掛かった費用を請求するから。
と半分脅されたそうです。
その後、不動産屋からは
何度か連絡があったそうですが
そのお客さんは怖くて電話を取れないとのことでした。
そのお客さんには
不動産の売却を依頼する際の媒介契約の規定では
不動産屋が売主に仲介手数料以外の費用を請求するときは
あらかじめその旨を売主に説明した上で
了解を得なければならないということを伝えました。
ですので、今回のように
他の不動産屋にも売却を依頼するというのを理由に
これまでの費用を請求することは出来ず
それは単なる腹いせであることを説明しました。
しかし、この手の不動産屋には
規則や手順なんて関係ありませんので
これ以上、その不動産屋からの連絡や要求がヒツコイようであれば
県や不動産の境界に相談したら良い旨をアドバイスしました。
このように、世の中の不動産屋は
売却の依頼を取付けようとするときには
全力でいい人感を前面に出します。(笑)
しかし、
あっちの業界と一緒で
世の中の一部の不動産屋は
一度頼むとそのあとは断わりづらくなるよう
仕向けていくところもございます。