今どきの5月病は常夏病

何だか肌寒く感じるのは
あの強い日差しがないからの沖縄です。

さて、ひと昔前、
ゴールデンウィークが終わった5月のこの時期は
「5月病」を患う人が多かったものです。もう「5月病」も死語？

新年度のはじまる4月に
進学や就職で新しい環境に変り
何かと不安だった中で
ゴールデンウィークの長期休暇が来たおかげで
その不安が紛らわされます。

しかし、そうやって
久しぶりに楽しい時間を過ごすと
その反動のぶん、ゴールデンウィーク明けに
仕事や学校に行くのが精神的に苦痛になるものです。すっかりぬるま湯漬け

ひと昔前であれば
そんな精神状況であっても、
ひとたび会社に行けばツベコベ言う間もなく
山のように仕事を与えられ
頭の中で不安が思い浮かぶ余裕もないほど
ヘトヘトに働かされたものです。（苦笑）○○さんが居眠りしているおヒマも無い（笑）

ひと昔前は、こうして
5月病からは強制的に
社会復帰をさせられたものでした。

その後、時代はすっかり変り
今ではそのようななブラック系はだいぶ減りました。

また
そんなブラックに耐えるための育成を
中学や高校でも行なわなくなっています。

そのような背景から
今どきの若い方々は
体育会系のスパルタを経験することも
まずありません。

そのぶん、何ごとにつけて
精神的な不安への耐性はとかく低く
ゴールデンウィーク明けに限らず
5月病にかかる人は一年じゅういるようです。

また、その一方で
5月病自体に無縁の人も増えているようです。

それは
最近の働き方改革等の影響により
以前のように「自分の人生は会社にドップリ」
というライフスタイルも変りつつあるからだそうです。

そのおかげで、以前のように
「家族(彼氏や彼女)といる時間よりも、会社の人と過ごす時間が長い」とか
「最近、こどもの寝顔しか見ていない」とかの
泣き言をいう人がめっきり少なくなったようです。

その一方で
昔ながらの仕事一本筋で過ごしてきた昭和の時代の方々は
時短労働でタダでさえ家にいる時間が長くなり
居心地も悪い中で、ゴールデンウィークで
長い間、家に居るのは苦痛でしかないものです。

ですので
5月病どころか
会社に行くのが楽しみでしかない人も
いらっしゃるようです。（笑）会社では居場所があるし