おはようございます。
昨日の冷たい雨も上がり
暖かい朝を迎えた沖縄です。
さて
全国で売り切れゴメンが続発している
マスクと消毒液。
それに便乗して、マスクや消毒液が
インターネットで高値で転売されているのが
以前から問題視されていました。
需要と供給という大義名分の元に
ちゃっかり儲けた人もいらっしゃいます。
よく、不動産屋は
「ボッタクリ」と世間に叩かれることがありますが
彼らのやっていることは
不動産屋と同じです。(笑)
税務署の方々は
マスク成金の人たちが
来年ちゃんと確定申告をされるかどうか
しっかりマークしておいて欲しいものです。。
ちなみに、マスクや消毒液の
品不足が騒がれはじめた1月末の頃から
高値での転売をしてきた人の中には
とっくに手を引いている人もいらっしゃいます。
ビジネスでもそうですが
先駆者は規制が掛かったり
他社に真似されて価格競争に陥る前に
ガッポリ儲けたらサッサと逃げ切るのです。
今回の新型コロナウィルスの影響で
沖縄の不動産にも影響が出てきています。
一種のブームと化して
沖縄に蔓延した民泊物件は
宿泊客のキャンセル等により稼働率が激減し
経営を圧迫しています。
バブルに酔うお金持ちの外国人観光客をターゲットに
高い宿泊費を設定していた高級ホテルも
空室に困っていらっしゃいます。
さらにこの時期は、例年ですと
春休みを利用した日本人の旅行も多い時期なのですが
今年は日本人の旅行客も激減しています。
不動産の売買は
収益とマインドが影響します。
観光客頼みで事業計画を組み
借入れをしている不動産は、返済が厳しくなれば
売却も視野に入れなければなりません。
その結果、売却となると、
高値での売却は望めません。
不動産の売買は
事情がある方が弱いものですので
買い手からは足元を見られ
価格を叩かれます。
これらの状況から、沖縄の不動産は
価格が下がっていくことが予想されます。
「下がる」と言うよりは
これまで異常に値上がりしていたものが少しだけ元に戻る
という表現が正しいでしょう。
大きく振れた振り子は
次は反対に振れるものです。
しかし、沖縄の場合は
不動産バブルに関係なく
【南国リゾート】という沖縄が本来持つ
自然の魅力がありますので
完全に過去の価格水準まで戻ることは無いでしょう。
今回の新型コロナウィルスは
沖縄の不動産バブルに便乗し
転売価格のつり上げに成功してきた投資家の方々の不動産にも
影響が出ます。
しかし、先程のマスクの転売と一緒で
動きの早い人は、とっくに高値で売り抜けて
高みの見物を堪能していらっしゃいます。。