おはようございます。
今日は久しぶりにお月さんが見えた沖縄です。
ここのところ天気が悪かったので
さて、
世の中には【不動産担保ローン】
と言うものがあります。
文字通り、不動産を担保にして
お金を貸してくれるもので、
融資されたお金の使い道は基本的に自由です。
不動産担保ローンは以前からあり
お金に困った人が、自宅等を担保にしてお金を借り
別の返済や生活費に充てたりしていました。
それが今年は
新型コロナの影響で収入が減少したり、
会社を解雇されたり等で手元のお金が厳しくなり
その補填として不動産担保ローンを利用する人が
増えていると言われています。
通常、生活が厳しくなった場合は
お金を捻出するために
自宅等の不動産を売却したりします。
しかし、
売りに出してもなかなか買い手が見つからなかったり、
売却しようと思っても相場の価格以上に残債があったりすると
そのまま売却することが出来ず
競売にかけられることになったりします。
そして、競売の落札金額によっては、
不動産を手放せらた上に
さらに返済が残るという状況になります。
これに対し、不動産担保ローンは、
不動産を売却しなくても
それなりの金額のお金を融資してもらうことが出来るので
お金を借りる側からすれば
地獄で仏に会ったような気持ちでもあります。
不動産担保ローンの業者も
「お金を借りるのに自宅を手放さなくて済みます!」
というのをウリにしているところも多いものです。
実際、
不動産担保ローンで融資を受けることが出来たお陰で
当座の危機を乗り越えることができ
そのあと、借りたお金もキチンと返済ができ
不動産に付けられていた担保を外すことが出来た
という人も沢山いらっしゃいます。
しかし、だからと言って
この不動産担保ローンに気軽に手を出すと
さらなる地獄が待っていることもあるものです。
不動産担保ローンは
お金を融資する業者側の立場からすれば
サラ金など無担保で融資をする一般の消費者金融等と比較すると
不動産を担保に押さえることが出来るぶん
リスクが小さいのです。
その上、融資に伴う金利は
法定金利を超えなければ自由に設定することができますので
高利で儲けることが出来るのです。
さらに、
不動産を担保にお金を借りる状況の人は
銀行の融資は受けられない
それなりに経済的にも行き詰まった人である場合も多く
その結果、そのまま返済が厳しくなり
担保にしていた不動産を取り上げられることになります。
そうすると、
不動産担保ローンの業者は
担保にしていた不動産を売却し
そこでまたひと儲けするのです。
昔から、金融機関は
晴れた日にカサを貸して
雨が降るとカサを取り上げると言われています。
不動産担保ローンは
利用の仕方を間違えると
晴れた日に高級なカサを借せられ
雨が降ったときにはそのカサの利用料を上乗せして
取り上げられることになります。
不動産担保ローンは
そういうビジネスモデルなのです。