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コロナ禍に不動産を売却する際に考慮したい原点

5月上旬に梅雨入りして以来
ようやく梅雨らしい天気になって来た沖縄です。(笑)

さて、
新型コロナの感染が拡大して以降、
不動産業者は、お客様の物件内覧の際には
一段と気を使うようになっています。

とくに
所有者が居住中であったり、使用中の物件は、
内覧希望者と言えども見ず知らずの人が
自分の建物の中を出入りすることになりますので
感染リスクにも気を使うものです。

もちろん内覧希望者には
マスクを着用してもらいますし、不動産業者によっては
内覧の前に検温や手の消毒を実施しているところもあります。マスク拒否おじさんは内覧出来ません

また、内覧にあたっては
最少人数での内覧をお願いしていますが
「子供たちだけを置いていくことは出来ないので」
とやむを得ず、子供連れでいらっしゃる家族もいるものです。

そういう場合は、お子様たちには
車の中で待機してもらうなどの
対応を取っている不動産業者も多いものです。

しかしながら
そこまでの対策を行なったとしても
実際に内覧を行なう時には
見ず知らずの内覧者が
家の中を歩き回ることになります。

また、人気のある物件ほど
内覧を希望するお客様の数も増えますので
見ず知らずの人が、一日に複数組
自分の家に出入りすることもあります。

神経質な売主さんには
かなりの苦痛と負担になるものです。

これだけですと
売主さん側だけが一方的に負担とリスクを
強いられているように思いますが
内覧の際には、内覧するお客さん側にも負担が伴っています。

内覧すると言うことは
見ず知らずの売主さんの家の中に入り
ある程度密閉された空間に
しばらくの間滞在することになります。

内覧させて頂く立場ですので
決して口にはしませんが
内覧するお客様の立場からすると
内覧のリスクを感じているのも現実です。

ちなみに、
物件を内覧する際には、日頃の習慣からか
昼間でもカーテンを閉め切った上で
室内照明を点けない売主さんも多いものです。

現在は、VRを利用してのバーチャルでの内覧や
カメラを使ったリアルタイムでのリモート内覧を行なっている
不動産業者もあります。

賃貸物件の場合はそれで申込を決断する人もいますが
売買物件の場合は、やはり不動産は百聞は一見に如かずで
実際に自分の目で見て購入するかしないかを判断したいものです。

これらの理由から
コロナの状況においては
空室の状態での内覧のニーズがより高いものです。

しかしながら、色々なご事情で
空室に出来ない場合があるのも実情です。

その場合には、内覧の際には、
意識して、カーテンや窓を開放し
室内の照明も全灯にされることを強くお勧めします。

それだけで
内覧するお客さんの安心感が変わりますし
何よりお家の中が広く明るく感じるようにもなります。

ご自分が不動産を購入するときには
明るくて風通しの良い物件を好んで選んだことを
思い出しましょう。