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不動産の売買における連係プレイ

沖縄の不動産売買

空梅雨ながら、少しの雨の恵みを受け
花や緑が一段と元気に映える沖縄です。

さて
不動産の売買は
不動産屋だけでは完結せず
周りの方々の力をお借りしないと
スムースにいかないことがよくあります。

例えば、不動産の売買で
取引きの要である所有権の変更は
司法書士さんに手続きをしてもらわなければなりませんが、
本人確認にはじまり、抵当権の設定や抹消など
何かと融通の利かない司法書士さんだったりすると
売主さんや買主さんも不快に思ったり
心配になったりするものです。

また、
相続が絡んだ不動産の売買の場合は
相続税の申告や不動産の売却に伴う譲渡所得の申告など
税理士さんにアドバイスやサポートを頂きながら
進めさせて頂くこともあります。

それ以外にも
売却する不動産に土地が含まれる場合は
隣地との境界を明確にする必要があるため
家屋調査士さんにて境界点を復元してもらうのですが
このときに【越境】が判明することがよくあります。

自分の家の塀が、お隣りさんの敷地に越境していたり、
その逆でお隣りさんの塀が、自分の敷地に入り込んでいるなどです。

境界の復元にあたっては
隣地所有者の方々に立会い・確認してもらい
その証として署名と捺印をもらうのですが
越境がある場合は、お隣りさんも安易には越境を認めず
また立会いの署名・捺印もしないものです。

自分の敷地の面積の大小に関わって来るからです。

そこで家屋調査士さんと不動産業者が連携し
越境の事実確認や今後の対応について
お隣りさんと協議を行ないます。

このとき、
気の利かない家屋調査士さんだったりすると
境界点の確認で、お隣りさんを感情的にさせてしまい
その結果、越境についての協議が
スムースに行かなくなる場合もあります。

また、不動産の売買に際し
既存の建物や構造物の解体作業がある場合は
お隣りさんとの関係がもっとシビアになります。

解体作業となれば
騒音や振動が発生するとともに
解体時のホコリが周りの家にも飛散し
建物や車や洗濯物を汚してしまいます。

中には、解体の振動で
家にヒビが入ったという
いちゃもんクレームを付けてくる人もいます。

このように解体作業で
隣地所有者の方々を感情的にさせてしまうと
先程の境界の確認や越境があった場合の協議等も
上手くいくはずがありません。

ですので、
不動産業者は解体業者さんとも連携し
解体に伴う周りの方々の負担を出来るだけ軽減できるよう
根回しや事前調整をおこなうのです。

不動産業者が
お客様から頂く仲介手数料は
売買契約を締結するまでの対価であるというのが
宅建業法における解釈です。

しかしながら
不動産の取引の実務としては
売買契約を締結したので
仲介手数料の全額をいただいてオシマイ
という訳にはいかないものです。

現実的には
売買契約を締結した後、
売買に伴い利害関係が発生する方々との調整を行なうべく
士業の方々や業者さんとも連携し
出来る限りスムースな引渡しのサポートを行ないます。

AIの登場により、将来は
不動産屋も無くなる業種の一つとも言われていますが
AIにはこの辺りの連携・調整は出来ないものです。

これらが不動産業者の存在価値でもあります。