来週にも梅雨明けしそうな沖縄です。
さて
不動産を売却する際に
売主さんが一番興味があるのが
「自分の不動産はいくらで売れるのだろうか」でしょう。
売主さんの要望としては
「できるだけ早く売りたい」とか
「良い人に買って欲しい」等もありますが
優先順位が高いのは
やはり「高く売りたい」です。
売主さんの一般的な心理として
「自分の不動産は他と比べても良い物件」
という思いがあるものです。
ですので、
売却をする際には
「自分の不動産は良い物件」という部分を最大限に評価して
高い価格で査定してくれる不動産業者に好感を持つものです。
不動産業者は、これまでの経験から
売主さんのそういう心理を分かっていますので
売主さんから価格査定の依頼があった際は
出来るだけ高く評価をします。
そして、
売却の依頼に際し
競合の不動産業者がある場合には
相場よりもはるかに高い査定金額を提示し
売主さんの心理をワシづかみにし
専任での売却依頼を取付けるのが
不動産業界の常套手段です。
しかしながら不動産は
「眺望がとても良い」とか「急いで購入したい」等の
「特別な事情」が無い限り
相場よりもはるかに高い金額では
ナカナカ買い手が見つかるものではありません。
不動産の購入を検討している人は
自分の身銭を切って不動産を購入する訳ですので
お金に困っていない人でなければ
購入価格に対してはシビアなものです。
自分が購入を検討している物件やエリアの
ポータルサイトを毎日チェックしているなど
不動産業者よりも情報に詳しいことがよくあるものです。
こういう人たちは
相場よりも高い金額で売却物件が出てきても
その物件に飛び付くことはしないものです。
そのうち月日が経過し
その間に値引きをすることにもなり
散々時間が掛った挙げ句に
結果的に相場の金額よりも安い金額で
ようやく買い手が見つかった
ということもあるものです。
こういう例を
不動産業者はたくさん知っていますが
それでも売主から専任での売却依頼を取付けるためには、
キレイごとなど言っていられません。
こうして、心ない不動産業者は
売主さんが好意を持ってくれそうな査定価格を
セッセと提示するのです・・・