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株式会社沖縄ネット不動産
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不動産の涙そうそう

「食事が喉を通りません」とおっしゃられても
見た目がコロコロでは・・・

さて、
不動産は高額な買い物ですので
自己居住用の不動産に限らず
皆さんそれなりに愛着を持っていらっしゃるものです。
お金儲け目当てでトットと転売される人もいらっしゃいますが・・・

そんな愛着をはじめ
様々な感情を抱えた不動産の売買に際しては
お客さまの涙のシーンに接することも
タマにあります。

その涙は
不動産を購入した買主さんの喜びの涙と言うよりは
愛着のある不動産を引き渡しした際に
色々な思いがこみ上げてきて
ホロリと来る売主さんの涙です。

とくに売却に際して
身内での相続の問題や
隣地との境界の問題などのハードルがあるほど
無事引渡しが出来たときの売主さんの安堵感が
より感情を高ぶらせるようです。

そして、
そんなシーンに出くわしたあと
感謝されたりすると
こちらももらい泣きしそうになるものです。

それらとは少し状況が異なりますが、
以前、ローンの返済や税金の支払が厳しくなり
所有する不動産を手放すことを検討しているお客さまから
当社に相談がありました。

売却を検討している不動産は自宅であり
思い入れと愛着が有り
本人にとっては当然手放したく無いものです。

しかしながら
根が真面目な人ほど
ローンや税金の滞納で
他人に迷惑を掛けていることが心苦しくなるため
不動産を売却し、その代金を充当しようと考えるものです。

そんな売却の苦渋の決断をした上で
税金を滞納している役所に
売主さんが事情を説明に行く際に
売却をお手伝いする不動産業者として
売主さんから同行を求められました。

役所に対し、売却の話の
信憑性をより高めるためでもあります。

しかしながら
その時の役所の対応は
冷たいものでした。

あたかも、


サッサと早く売却して、速やかに税金を支払って下さい

 

というような
事務的な対応でした。

本人にとっては
愛着のある不動産の売却を決断したにもかかわらず
役所の人からは、
「不動産の売却でも何でも構わないから、サッサと滞納分を支払って下さい」
というようなドライな対応をされ、
その対応と、また、そんなふうな状況になってしまった自分が
そうとう悔しかったようで、涙ぐんでいらっしゃいました。

その後、
その不動産は無事買い手が見つかり
これで売主さんもローンや税金と言う重しから
開放されることになりました。

もう悔し涙を流すこともなくなり
大変喜んでいらっしゃいました。