久しぶりに長袖のシャツを着用してみましたが
昼間は邪魔になりそうな沖縄です。
さて、
不動産の売買は高額な商品の取引ですので
それに伴い不動産業者がお客さまから頂く仲介手数料も
自ずと高額になるものです。
ちなみに不動産業者が
お客さまから頂く仲介手数料は
「契約金額の3%+6万円+消費税」が上限であると
国交相の告示で規定されていますが
世の中の不動産業者の大半は
上限金額満額で頂いているものです。当社もそうです
このようにして
一つの不動産の売買に伴う仲介手数料は高額であるため、
何とかその報酬を自社のものにしようと
不動産業者は血眼(ちまなこ)になります。
そして
それが1社の不動産業者との「専任媒介」では無く
複数の不動産業者との競合となる「一般媒介」の場合は
その競争が激しくなり、それがエスカレートすると
手を変え品を変えて、アレコレ画策するようになります。
例えば、よくあるのが
ある不動産会社のお客さまから
購入の申込みが入ったのを
売主から聞きつけると
そんな金額で売るなんて勿体ないですよ。
ウチだったらもっと高く買ってくれるお客さんがいますよ~
と売主が他の不動産業者と契約するのを
ためらうよう、チャチャを入れます。
もちろん、
本当にその金額で購入するお客さんが
現にいる訳ではありませんので
チャチャをいれた不動産業者は
それから購入希望者を探すことになります。
しかし、
そんな事情を知らない売主さんの心理からすると
少しでも高く売れた方が嬉しいものですので
チャチャを入れた不動産業者の言ったことを
鵜呑みにしてしまうものです。
こうして
せっかく購入申込を頂いた不動産業者は
チャチャをいれた不動産屋のセイで
売主の売却の意思決定をしばらく待たされることになります。
それから一週間程度が経過し
チャチャを入れた不動産業者に
売主さんがその後の状況を確認すると
やあ~、想定していたお客さんは別の物件を買っちゃいましたよ
などの適当な理由を付けて
返事をするものです。(笑)
こうして
結局、最初に購入申込みのあった
不動産業者と契約を締結することになるものです。。
しかし、もし、
チャチャが入ったことによって
最初に申込みをしたお客さまが購入を取りやめた場合でも
チャチャを入れた不動産業者は
何の責任も取ることはありません。(笑)
それどころか
その程度で購入を止めるなんて最初から買う気がなかったんじゃないですか?
なんて買主を悪者扱いすることもあります。(苦笑)
不動産の売買では
同業者さんからチャチャが入ることは
タマにあるものです。
このとき
チャチャを入れられた不動産業者は
売主さんの返事をひたすら待つだけです。
チャチャを入れた不動産業者と
バトル合戦を繰り広げても
同じレベルに成り下がるだけです。
そして、その間、購入申込みを頂いた
お客さんの気持ちが変わらないことを祈るしかありません。
やることはやり尽くした状態で
朗報を待つのみです。
ちなみに、チャチャを入れるのは
年輩の人が経営している不動産業者の
昔ながらのヤリかたが多いものです。(苦笑)