週末に向け徐々に天気が回復していく見込みの沖縄です。
さて、先日
メルカリをやっている知人とこんな会話がありました。
自分はメルカリやっているんですが、メルカリって
小遣い稼ぎには結構イイんですよ。嫁にはナイショだけど(笑)
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へーそうなんだ。
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でも、この前、ちょっと困ったことがあったんですよ
何があったの?
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メルカリに出品していた商品にAさんから価格交渉があって、それをOKして
商品を値下げしたところ、関係の無いBさんが購入ボタンを押しちゃって・・・
どういうこと?
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メルカリは価格交渉に応じたときは、いったんネット上で価格を下げ
その上で、商談中の人が購入ボタンを押す仕組みになっているんですよ
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へーそうなんだ。
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つまりAさんが購入しようとした商品を、
スキを狙ってBさんが横取りしたんですよ
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それって、メルカリ側で横取りに対する規制とか無いの?
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メルカリ側は、横取りだろうが、先に購入ボタンを押した人が
購入の権利があるという見解なんですよ
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キャンセルとか出来ないの?
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購入ボタンが押された後は、買主の承諾がなければ
売主側からのキャンセルは出来ない仕組みなんですよ
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じゃあ、横取りしたモン勝ちなんだ(笑)
不動産の売買でも
横取りを企む人がタマにいらっしゃいます。
不動産の横取りとは、まず
販売中の物件にAさんが「購入申込書」を提出し
商談中となったところに、Bさんが「購入申込書」を出します。
一般的には、申込み順で
Bさんはキャンセル待ちの2番手となるのですが
例えば、Aさんの申込の条件に値引き交渉があった場合で
Bさんからの申込は満額での購入だった場合は
AさんとBさんは順位が逆転し、
Bさんが1番手に昇格します。
これは、申込みに際し
値引き交渉の条件を加えてしまったAさんのミスであり
Bさんの横取りではありません。
ここまでは比較的分かりやすいケースですが
次のようなケースとなると、
判断が少し複雑になってきます。
例えば
Aさんが満額での申込みを行ない
それに対し売主も承諾し
売買契約を締結する日程も決定しました。
しかし、
そのような状況にもかかわらず
どうしてもその物件を欲しいと思ったCさんから
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自分は満額の価格よりも高くてもいいから購入したい
という申し出があるケースです。
売主の立場からすると
少しでも高く売れた方が嬉しいですし、
ましてや「売出しの価格よりも高く買う」と言っている訳ですから
そちらを選びたくなるものです。
しかしながら
メルカリと不動産との違いは
メルカリの場合は「横取りの動き」イコール「購入確定」ですが
不動産の場合は、「横取りの動き」だけでは
「購入の確定」にはならない点です。
不動産の場合は
売買契約を締結して
初めて「購入確定」なのです。
ですので、例えば、先程の例で
満額で購入予定だったAさんとの契約締結を中止し
横取りを企ててきたCさんと
満額以上の金額で契約することに切替えた後で
Cさんから
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やっぱり買うのを止めます
と言われるケースもあるものです。
これと似たようなケースは、例えば
不倫をしていた男が、不倫相手から

早く奥さんと別れて~
とせがまれ、言われたとおりに奥さんと別れた途端
不倫相手の女性に捨てられた、
と言うようなケースで、
世の中には、ライバルが居なくなった途端に
急に熱が冷めてしまことはよくあるものです。(笑)
そして
それだからと言って
別れた奥さんとヨリを戻そうと思っても
奥さんの気持ちはもう離れてしまっているのと一緒で、
不動産の場合も、Cさんとの契約が取りやめになったからと言って
契約締結を中止したAさんとやっぱり契約しようと思っても
Aさんの気持ちはもう離れてしまっていることも
多いものです。
不動産は縁起物で
ご縁を大切にするものですから
買主さんもいったん不義理をされた物件には
「いわく」を感じるようになるものです。
こうして、
欲を出して不義理を働くと、
どちらの買い手も失ってしまい
結果的に売主さんが損をするということもあるものです。
ですので
メルカリと違って
不動産の場合は、横取りに対しては
慎重・厳格に対処するものです。
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そもそもメルカリと不動産を比較すること自体がオカシクありませんか?あはっ