台風も徐々に遠ざかり
連休中は良い天気に期待もっこりの沖縄です。
さて、
不動産に関わる仕事も
多岐にわたるものがあります。
売買、賃貸、管理、競売の代行、
コンサルティング、ブローカー、詐欺etc
この中で、
不動産業としての免許が必要なのは
売買と賃貸のみです。
逆の言い方をすると
残りのものは
不動産業の免許がなくても
誰でも出来てしまうものということです。(笑)
そんな中で、今回は
「管理」について触れます。
管理なんか興味ないし~
という人はスルーして下さい。
「管理」と言っても
その意味は多岐にわたるのですが
不動産にとって管理は重要な位置づけにもあります。
たとえば
「マンションは管理で買え」と言われているように
分譲マンションの資産価値は
購入した後の管理次第で変わります。
このことは以前から言われていましたが
正直、不動産屋でも
当時はあまりピンと来なかったものです。
しかし
最近は築年数の経過したマンションが増えてきたこともあり
そのことをリアルに体感する場面も増え
すっかり身近な話となってきています。
また、
収益不動産についても
売買の判断に大きなウェイトを占める収益性が
想定通り確保出来るか、
またそれが今後も継続できるのかは
購入した後の管理に係わってきます。
表面上の賃料収入や入居率は確保出来ている場合でも
収益物件の維持に伴う建物や設備の修繕費などの
出費が大きくなるようであれば
実質的な利回りや収益性は低下してしまいます。
また、
建物や設備の維持管理が適切に回っていないと
賃借人にとっても居心地の悪い物件となり
退去リスクが増大します。
こうして
適切な管理が行なわれていない物件は
収益物件として価値も下がることになり
市場で取引される際にも
有利に働くことはなくなります。
そんな重要な不動産の管理も
日々の業務は地道であることから
歴史的には、何でもオーナーさんの言いなりで
コマのように扱われることもありました。
しかし
最近の人手不足・人材不足の影響も有り
ご多分に漏れず、不動産の管理も
順当な担い手が減少しています。
不動産の管理は
賃料の5~7パーセントを
管理報酬として受託しているところが多いのですが
この管理報酬は新築の物件でも
築40年の物件でも基本的には変わりません。
両者を比較すると
築年数の浅い物件のほうが
建物や設備の不具合リスクも小さいため
当然、管理の手間が掛かりません。
そうすると
同じ報酬料であれば
手間の掛からない物件の方が選ばれるのは
自然の流れです。
先程も書いたように
ひと昔前は管理物件のオーナーさんは
物件の築年数に関係無く、
管理会社は自分の手足のごとく動いてくれるものと
思い込んでいるフシがあり
管理会社もそれに応じていました。
しかしながら、時代は変わり、
どの業界でも人手が不足する一方で
仕事の効率化が重視されるようになり
割に合わない仕事は断られる風潮になってきています。
実際に、
不動産屋から物件の管理を断られた
というオーナーさんの話も
聞くようになりました。
以前のように
私と付き合うとお金が掛かるわよ
と言われてもホイホイ付いてくる オトコ 人は
少なくなった令和の時代です。(笑)