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沖縄の海沿いの埋立地に不動産を購入するのは大丈夫か?

沖縄の海沿いの埋立地に不動産を購入するのは大丈夫か?

例年ですと、2月の沖縄は
プロ野球やサクラ祭りで大盛況ですが
今年は新型コロナの影響でどちらも無観客です。

さて、周りを海に囲まれた島国であり
かつ平地の少ない沖縄で住宅を建てようとすると
斜面を削ったり海を埋め立てて
平坦な部分を広げて行くことになります。

すると、それらは
もともと平坦であった土地と比較すると
自然災害には弱いものと考えられています。

もちろん、中には
頑丈な杭をこれでもかと言うくらい打ち込んで
より強固な地盤になっているところもあります。

県外の方から
「沖縄の海沿いの埋立地で不動産を購入するのは大丈夫ですか?」
という質問をいただくことがあります。

結論から言うと
県外の埋立地に不動産を購入するのと同じです。

手抜き工事等があれば別ですが
「沖縄だから何か特別に違う」
と言うことはありません。

あえて言うとすると、
メリットは、海沿いですので
沖縄の美しい海をより近くで堪能することが出来るということ。

デメリットは、台風の際には
暴風雨の影響をモロに受けやすく
また、塩害がハゲしいことくらいです。

ちなみに現在の那覇市の住宅街も
江戸時代は海だったところもたくさんあります。

10年前の東日本大震災の時には
日本各地で海沿いのエリアの不動産は敬遠されました。

不動産を購入する人は、津波を警戒し
みなさん「海抜30メートル以上」を条件におっしゃっていました。

千葉県の浦安など埋立地で発生した大規模な液状化を見て
「埋立地はイヤ」と敬遠されました。

その一方で、原子力発電所が無いということもあり
県外から沖縄に退避してきた方々の需要で
それまでは2割程度しか売れていなかった大規模分譲マンションが
あっという間に満室御礼になりました。

それから数年が経過すると
東日本大震災の時のリスクは徐々に忘れられ
今ではみなさん競って海沿いの土地を求めています。

また、ここ数年で新たに完成したリゾートホテルも
大半が海の近くです。

これらは、沖縄に限った話ではありません。

東京でもウォーターフロントの埋立地に
タワーマンションが乱立しました。

これらの地域は
地震が来れば液状化は発生するでしょうし
津波が来れば真っ先に影響を受けるでしょう。

震災のリスクが無くなった訳では無く
それを忘れてしまっただけです。

話が飛んでしまいましたが
「沖縄の海沿いの埋立地で不動産を購入するのは大丈夫ですか?」
というご質問に対しては
繰り返しになりますが「沖縄だから」というものではなく
震災リスクをご自分たちの中でどう判断するかによります。

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