梅雨明け前の前線の悪あがきの影響で
大雨に見舞われている沖縄です。
さて、
南国沖縄の天気は、
女性の心と一緒で
変わりやすいと言います。(笑)
ザーと大雨が降ったと思ったら
また直ぐに晴れるような
スコール(沖縄では「かたぶい」と言います)は南国独特で
運が良いときはダブルレインボーを見ることが出来ます。
その一方で
沖縄は前線と台風の通り道ですので
前線や台風が停滞すると、
強い雨が長時間にわたり降り続けることになります。
沖縄は珊瑚礁が隆起して出来た島ですので
基本的に地盤は強い方ですが、
場所によっては地盤が軟弱な地域も沢山あります。
また、沖縄の河川は
勾配がなだらかな部分も多く、
低地になっている箇所や
河川の形状が湾曲している部分では
水が下流に流れにくく滞留し
浸水が発生しやすいです。
さらに
沖縄の河川の放流先である海の潮位によっては
河川の水が停滞したり
また下流から上流に逆流することもあるため
浸水が発生する場合もあります。
これらの被害が
道路の浸水だけで済むのであれば
その区間を通行しないようにすることによって
私たちの命を守ることはできます。
しかしながら、現実的には
広範囲の浸水が発生しているところもあり
それらの地域では土地や建物などの不動産が
浸水の被害を受けることになります。
そうなると
建物への被害も大変なことになりますが
それとともに、浸水被害を受けた土地・建物ということで
不動産の資産価値も下がることになります。
不動産の売買においては
昨年の8月から、不動産の購入者に対し、
取引を行なう不動産の水害ハザードマップにおける所在地や
避難所についての説明・確認が義務付けられています。
その際に使用するハザードマップについては
市町村が発行するものを使用することになっていますが
残念ながら、現状では、全ての市町村でハザードマップが
完備されている訳ではありません。
そうなると、
法律上は、不動産業者は
「この地域ではハザードマップはありません」
と説明すればこと足りることになります。
しかしながら
人の命や不動産の資産価値を左右する重要なことを
「ハザードマップはありません」
という説明だけで済ますことは
現実的な解決にはなりません。
知識と経験が豊富で【良心的な】不動産業者になると
彼らの頭脳にインプットされている過去の災害情報等を
彼らなりの伝え方で補足説明してくれるものです。