もう半年が経過したんですね~。どおりで歳を取るのが早い・・・
さて、不動産業では
関連する業者さんに仕事を依頼すると
その業者さんからキックバックをもらえるケースがあります。
例えば、
土地を購入したお客さんに建築屋さんを紹介し
その建築屋さんで建物を建てることになると
建築屋さんから不動産屋に「紹介料」という名の
キックバックが支払われるようなケースです。
このキックバックの制度は
不動産業に限った話しではありません。
不動産屋には
インターネットの代理店を名乗る会社から
よく営業の電話がかかってきますが
インターネットの新規申込の取次ぎは
キックバックが数珠つながりになっています。
例えば、物件の入居者さんが
インターネットを新規で申込む際に、
不動産屋がその代理店を紹介すると
不動産屋にキックバックがある上に
その代理店に対してもインターネットのおおもとの会社から
多額の報酬(キックバック)があります。
「日本は携帯電話の通話料が高い」とよく言われるのは
このようにキックバックが多重構造となっており
それを通話料で回収しているためでもある
と言われています。
前置き長くなりましたが
最近、不動産業界では【リースバック】が
流行しています。
リースバックを一言で説明すると
「自宅を売却し、現金を手に入れることが出来る上に、そのまま住み続けることが出来る」
という夢ようなお話しです。(笑)
この夢のようなお話しに乗っかり
高齢者の方をはじめ
沖縄でもリースバックを利用する人が増えています。
リースバックを扱う不動産屋が増えているのは何でだと思います?
・自宅に住んだ状態で売却が出来る
・売買代金が手に入る
・売却後も賃貸で住み続けることが出来るので転居探しや引越しの煩わしさが無い
・自分たちが死亡した後の自宅の相続の心配が要らない
・自宅を売却するときの価格は相場よりも安くなる(相場の5~7割程度)
・売却後の賃料が割高の設定になる場合がある
・長く住み続けると、売買代金で得た現金があっという間に無くなる
・さらに住み続けるためには、割高な賃料を持ち出しで支払い続けなければならない
・その不動産を相場よりも安く購入する(仕入れる)ことが出来る
・物件を仕入れたあと、空室になること無く直ぐに家賃が入る
・入居者が亡くならない限り(割高な)家賃収入が入り続ける
・入居者が亡くなった場合、その物件を相場で売却しても儲けが出る
何もリースバックを完全否定する訳ではありません。
老後のお金に困った人たちが
リースバックを利用することによって
助かるケースもあるでしょう。
大切なのは
リースバックの利用を勧めるときは
メリットだけで無く
デメリットもきちんと理解してもらい
納得してもらった上で利用してもらうことです。
デメリットも理解した上で
「それでも利用したい」という人も
当然いらっしゃると思います。
そうであれば良い仕組みだと思います。
まぁ、
わざわざお客さんを逃がすような話しはしないのが
不動産業界ですけどね。(苦笑)