緊急事態宣言が延長してしまいましたが
沖縄の夏休みはどうなるんでしょうかね。
さて、昨日
市役所の職員の方のご来店がありました。
「お役所さまへは業者が伺うもの」
と言う認識である当社では極めて珍しい事です。(笑)
来店の目的を伺うと
「不発弾の処理に伴う規制の案内」とのことでした。
具体的には、
当社から約100メートルの場所にある
那覇市の市立病院の建替え工事の現場にて先月に発見された
沖縄戦当時のアメリカ軍の不発弾(5インチ)の処理を
7月18日(日)に実施するとのことです。
それに伴い、処理作業終了までの約1時間、
周辺の道路の通行止めと
半径88メートル以内の住居・店舗等の避難を実施する
とのことでした。
不発弾処理についての詳細 ⇒ https://www.city.naha.okinawa.jp/safety/huhatu/huhatudan/2021/20210706.html
沖縄に限らず
戦争で総攻撃を受けた日本では
各地に不発弾があると言われています。
その中の多くは地中に眠ったままなのですが
沖縄は地上戦でもありその数が多いということと、
その後沖縄の開発バブルによって地中を掘り起こす機会が多いという背景もあるため、
不発弾が発見される頻度が高いと言われています。
当社の近くでは
今年3月末にも住宅の建替え工事に伴い発見された
不発弾の処理がありました。
ちなみにその時は発見された不発弾は50キロで
半径400メートルが避難の対象となりました。
今回の市立病院もそうですが
沖縄では日本復帰後に建てられた築40年前後の建物が
建替え時期を迎えています。
それに伴い
建築当時には発見されなかった不発弾が
今回のように建替え時に発見されるという
ケースも増えていくことが予想されます。
また、現在は手付かずの更地であっても
工事着工に伴い不発弾が発見されるというケースもあるでしょう。
なお、不発弾を発見した場合は
警察に電話しましょう。
以前も書きましたが
沖縄では工事を行なう際の
不発弾の探査調査を全額補助する制度があります。
那覇市の不発弾探査の募集について ⇒ https://www.city.naha.okinawa.jp/safety/huhatu/bousai0911fuahtudan.html
調査の結果、不発弾が発見された場合でも
自衛隊がちゃんと処理してくれます。
また、その処理を実施するための手続きを
市町村が段取りしてくれます。
ちなみに今回の那覇市の場合は
不発弾処理の詳細をはじめ
処理当日の規制の状況や
不発弾処理の進捗状況等を
スマホのアプリ(CiPPo)にて通知しています。
「自分の所有する不動産で不発弾が発見された」というと
何か「欠陥のある土地」というイメージを持つ人もあるかも知れませんが、
「沖縄では不発弾は存在しているもの」という認識のもとで
万が一発見された場合でも、適正に処理を行なえば
欠陥でも何でもなく、普通の安心な土地になります。