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株式会社沖縄ネット不動産
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沖縄の土地での不発弾探査と不発弾の処理

沖縄での不発弾処理

沖縄では4月1日より
また飲食店の時短営業の要請が始まる予定です。その次は緊急事態宣言・・・

さて、昨日
当社の事務所がある那覇市の首里地区にて
沖縄戦当時のものと思われる
不発弾の処理作業がありました。

首里地区は、
戦時中に日本の軍司司令部があったこともあり
沖縄戦の激戦区の一つではありますが
首里地区に限らず、沖縄では至るところで
不発弾の処理の記事を見かけます。

一昨年度のデーターで見ると
沖縄県内で年間529件の不発弾処理が行なわれました。

沖縄での不発弾に関する資料(2019年度 消防防災年報) ⇒
https://www.pref.okinawa.lg.jp/site/chijiko/bosai/nenpo/documents/07huhatsudan.pdf

ちなみに不発弾が発見されるのは
沖縄だけではありません。

同年で言うと、日本全国では
1,441件の不発弾処理が行なわれています。
(沖縄の比率は全国の約3割)

そんな沖縄では
住宅建設やその他の民間工事を行なう際の
不発弾の探査費用の全額を補助する制度があります。

申請後、約2週間で
不発弾の探査実施が可能ですので
比較的スピーディーです。

沖縄県の不発弾探査の補助制度

探査の結果、
不発弾が見つかってしまった場合は
今回のように、自衛隊が処理をして下さいます。

不発弾が発見されると
住民への周知期間も必要となり
爆弾の規模や発見された地域によっては
発見から処理まで半年程度を要する場合もあります。

今回不発弾が発見されたのは
平屋の古い住宅から
新築住宅への建て替え工事の現場であり
幹線道路から一本入った通りの住宅街の一角です。

住宅の建て替え工事くらいであれば
土地はそれほど深くは掘らないものですが
そんな位置に不発弾がある土地の上に
これまで住んでいた人はゾッとしたことでしょう。

昨日も
処理現場の周辺では交通規制が行なわれるとともに
付近の住民には避難指示が出されましたが
信管の除去作業は無事完了し
約1時間で規制は解除となりました。

そして、何事もなかったように
また平和な月曜日が始まりました。