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株式会社沖縄ネット不動産
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致命傷なエアコン工事

県外と最高気温が逆転し
沖縄がうらやましがられる季節となってきました。

さて
県外でも梅雨明けが始まり
これから急激に暑くなっていきますが
そんな時期にトラブルが急増するのが
エアコンの故障です。

暑くなったので
久しぶりにエアコンのリモコンをONにすると
カビ臭く生ぬるい風が吹き出しますが
しばらく待っていても一向に冷たい空気が出て来ません。

電化製品は購入して間もないものだから故障しない
とは限りません。

購入して間もないエアコンであっても
しばらく使用していなかったがために故障してしまう
ということもあります。

先程のエアコンの症状の場合、
大抵は室外機の不具合で
基板やコンプレッサーの故障や
冷媒ガスが抜けている等が原因です。

いずれもエアコン業者さんに
部品交換・修理をして頂かなければならないのですが
エアコン業者さんも、この時期は
エアコンの新設や買い換えの現場が
てんこ盛りですので、なかなか手が回らないものです。

業者さんにとっては
手間の掛る修理の現場よりは
新設や交換の現場の方が
儲けも多く手離れも良いため
どうしてもそちらの現場を優先することになります。

ですので、
今の時期にエアコンの修理を依頼すると
業者さんによっては「現場に来れるのは1週間後」
というところもある状況です。

そんなエアコンについて
室内にある本体から室外機への配管を通すために
壁に開けてある穴を【スリーブ】と言います。

スリーブ

大抵の建物は、
最初からこのスリーブの穴が開けてあり
エアコンを新設・取替えする場合でも
このスリーブを利用します。

しかしながら
エアコンを新設・増設する建物によっては
壁にスリーブが無いところもあります。

そうなると、エアコン業者さんに
新たにスリーブの穴を開けてもらうことになりますが
この時に気を付けなければならないことがあります。

それは【スリーブを開ける位置】です。

沖縄に多い鉄筋コンクリート造の壁の中には
文字通り鉄筋が通っていますので
スリーブの穴を開ける際には
この鉄筋を切断しないようにしなければなりません。

もともと鉄筋は
建物の強度を確保するためのものなので
万が一切断してしまうと
地震等の際に建物に影響が出てしまうことにもつながりません。

にも関わらず
そんなことにお構い無しで
安易に壁に穴を開けて
鉄筋を切断してしまう業者さんもたくさんいらっしゃいます。(苦笑)

少しく建物のことに詳しい業者さんの場合は
柱や周辺のサッシからの寸法で
壁内の鉄筋がどの辺りに埋まっているかが
分かるものです。

そして、それらを予め計算し
壁内の鉄筋を切断しないよう十分に注意をして
スリーブの穴を開けます。

繰り返しになりますが
エアコンの新設や増設をする際に
既存の壁にスリーブが無い場合は
十分に注意をして施工して下さい。

そうしないと
建物の安全性・価値を下げることになりかねません。