8月最後の大安です。
さて、
沖縄の離島である石垣市で
不動産の引渡しをめぐって
ひと悶着が展開されています。
その内容を簡単に説明すると
8月末に引渡し予定の新市庁舎について
当初の予算から工事費が増加したことに対して
市議会が反対したため
市が引渡しを受けられない状況に陥っているものです。
八重山日報のネット情報
→ https://news.yahoo.co.jp/articles/5426031f949e93b7aa970b15e6719673a9b5c1c4
具体的には
当初49億円だった新庁舎の建設費用が
59億円に膨れ上がり、
その過程・経緯の精査・説明が
十分になされていないため
既に完成済の新庁舎の引渡しを延ばさざるを得ない
という状況です。
議会の反対に対し
市役所側は苦肉の策として「工期延長」という手法で
引渡しを延ばすそうですが
既に完成済の建物を「工期延長」とするのも
だいぶ無理があるように思います。
施工業者側からすると
工事が完了しているのに
市が工事代金を支払わないのは
「市の債務不履行」です。
債務不履行に対しては
相手方に催告をした上で、
それでも履行されない場合は
損害賠償金を請求することが出来ます。
まぁ、役所と業者との力関係では
業者が市に損害賠償を請求するのは
なかなか難しいですけどね。(苦笑)役所側の暗黙の圧力・・・
「増額の精査がちゃんとされていない!」という
市議会側の主張もごもっともですが
完成済の状態での引渡拒否は
業者の立場からすると
如何なものかとも思います。
石垣市はアレですので
政治的な恣意も想像いたします。(苦笑)
これらの問題が早く解決して
新市庁舎の建設の当初からの目的でもあるように
市民の方々が早く新しい市庁舎で
サービスが受けられるようになることを
期待いたします。