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不動産の本当の意味での長いお付き合い

同じ台風でも、県外に襲来するときは
沖縄の人はほとんど関心がありません。沖縄に襲来したときはその逆

さて、
不動産は高額な買い物であり
又、長年に渡って存在するものです。

また、不動産の購入にあたり
融資を利用した人は
これから何十年に渡って
ローンを支払し続けることにもなります。(笑)

そんな背景もあり
不動産業界の人はお客様に対し


お客様とはこれから長いお付き合いになりますね~

 

という表現を使うことがよくあります。

しかしながら
この「長いお付き合いになりますね~」
という表現には、何だか違和感があるものです。

もちろん、
建物を建てた側は
責任感を持って「今後メンテナンスをしていきます!」
という意気込みがあるのは間違えありませんし
それ自体は素晴らしいことです。

実際、新築の不動産を購入すると
半年・1年目・2年目など節目節目で
建築した業者さんによる無償点検が実施されるものです。

しかしながら、宅建業法で規定された
2年間の瑕疵担保責任(契約不適合責任)が経過すると
それ以降は基本的には有償での対応となってしまいます。

そして、多くの場合
建築した会社の保証や
白アリ保証が切れる10年が経過すると
業者さんの対応もフェードアウトしていくものです。

中にはその後もキチンと対応し続けている業者さんもありますが
業者さんとしては
「建物を引渡ししたあとは出来るだけかかわりたくない」
というのがホンネなものです。

なぜならば
引渡しが終わった後の対応は
既存のお客様へのサービス向上にはなりますが
会社の売上や利益には直結しないからです。

その上、
マメにメンテナンスをやり続けた場合でも
外壁の補修や水回りのリフォームなど儲けになる仕事は
お客さんが安い業者に直接依頼してしまうことも多いため
せっかくの努力が報われないことも多いものです。

また、
不動産業界は人の出入りも早く
とくに大手の会社ほど
担当者が数年単位でその会社を辞めてしまうことも
多々有ります。独立したり別の会社に就職

このような背景から
不動産業者や建築業者が使う


長いお付き合いになりますね~

 

という表現はシックリ来ないのです。(苦笑)

以前、
ある中古住宅のご売却のお手伝いをさせて頂いたときのことです。

その物件は築15年以上が経過した建物でしたが
売主さんが安心して引渡しをしたいとの意向があり
それに対し、現状の建物の状態がどうなのか
不安をお持ちでした。

そこで、ダメ元で
当時建築を行なった不動産業者に問合せをしたところ、
当時の担当者がご健在でした。

その上、何度か現地に来て頂いた上に
有償ではありますが
売主さんが心配している箇所のリフォームを
段取り良く対応して頂きました。

建築当時のことをよく知っている担当者に
リフォームをしてもらい、ある意味
お墨付きをもらったようなもので
売主さんもすっかり安心されました。

その後、その物件は
間もなく購入希望者が見つかりましたが
購入された方も安心して引渡しを受けて
いらっしゃいました

こういう人こそ
「お客様との長いお付き合い」を実践されている人です。

こういう現場の主のような人がいると
不動産業界も安心・安泰です。