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株式会社沖縄ネット不動産
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ものごとはプラスに受け止めた方が良い結果につながるもの

ハゲしく降ったりかと思えば青空が出てくる
スコールのような梅雨の沖縄です。

さて
不動産の売買においては
買主が融資を利用するケースは多いものです。

買主の立場からすると
購入したいと思った不動産が
実際に取得出来るかは
金融機関の判断待ちとなります。

それに際し、買主側にて出来ることは
金融機関の審査に必要な書類等を
いち早く揃えて金融機関に提出することです。

不動産の売買契約の締結が終わったら
とにかく速やかに金融機関に書類を提出し
あとは結果を待つのみです。

一方、
売主側の一般的な心理からすると
売買契約の締結が完了すると
引渡しに向けて出来るだけ早く準備を進めたいものです。

中には、買主の融資の結果が出る前に
引っ越しを済ませてしまう売主さんの話もタマに聞きます。

以前、当社にご相談のあったお客様は
自宅の売買契約の締結が完了したあと
やはり買主の融資の結果が出る前に、
引越しを済ませてしまったところ
買主の融資が否認されてしまい
あれこれ困っているという方でした。

売買契約には
もし買主の融資が通らなかった時には
売買契約は白紙となるという
いわゆる【融資特約】が付いていましたが
「出来るだけ早く引渡しを受けたい」という買主からの要望もあり
融資の審査結果がでる前ではありましたが
良かれと思い、売主は明渡しに向け、
事前に引越しを済ませてしまったとのことです。

しかしながら
トラブルはこういうときにこそ発生するものであり
このときは買主の融資が通らなかったそうです。

既に引越しを済ませてしまった売主さんは
買主のために良かれと思ったとは言え
売却予定だったご自宅と
引越し先との二重の負担を背負うことになりました。

買主や仲介した不動産業者との
それまでの経緯等については
当社で口を挟めるものではなく、
当社でアドバイスが出来るのは
売却予定だったご自宅について
少しでも早く次の買い手を見つけることでした。

その上で、売却予定だったご自宅は
先行して引越しをしたことで
結果的に空き家の状態となりましたので
居住中の物件よりは、内覧等もスピーディーに行えるとともに
家具等の荷物が無いぶん、家の中も広く見えるため
購入を検討する人の判断もしやすい等
プラスに考えるようアドバイスを行ない
次の買い手探しのお手伝いをさせて頂きました。

暫くして
新しい買い手が見つかり
既に空き家となっていたこともあり
引渡しもスムースに終わり
売主さんの精神的な負担も解消されました。

このときの売主さんのケースのように、
不動産の売買でも
良かれと思って期待してやったことが
それと異なる結果となる場合もあるものです。

その結果に対し
過去にさかのぼって対処することも
ケースによっては大切ではありますが、
そちらに全ての労力を費やして
ガソリンがゼロになってしまうよりは
その結果に対し、次の段階に前向きに進んだ方が
精神的な負担が軽くなると思います。

その結果、
次の良い結果が訪れることもあります。

時間の浪費と
長期に渡る精神的な負担は
誰でもキツイものですし、
それにとらわれ続けると、
次に訪れたチャンスに直ぐに飛びつけないものです。