昨日、沖縄は大雨が降りました。
梅雨前線の影響によるものですが
1時間に100ミリ以上の大量の雨が降った箇所もあり
あちこちで浸水や道路の冠水の被害がありました。
今回の大雨により
幸い亡くなった人はいないようですが
家屋・車など物理的な被害にあわれた方々等には
お見舞い申し上げます。
梅雨前線は
今後もしばらく沖縄に停滞するようですので
気象条件によっては今後も大雨が降り
再び被害が発生する可能性がありますので
引き続きご注意下さい。
沖縄に限らず
各地で大雨が降ると
冠水や浸水等の状況が
マスコミ等を通じて報道されます。
それらの報道等により
警戒心が高まったり、危険を回避するなどして
結果的に一次的や二次的な被害を
避けることが出来る場合もあります。
しかしながら
不動産業者の立場からすると
被害はの状況は、マスコミ等の報道や
役所での今後の防災計画への活用にとどまらず
きちんと記録化・データベース化され
それが一般の人たちでも確認出来る形で
生かされて欲しいと思います。
それを反映したのがハザードマップじゃないのですか?あはっ
確かにハザードマップは
過去の災害発生や被害状況等を反映し
住民等に注意を喚起したり
災害が発生した際の避難等に利用されるものです。
しかしながら、ハザードマップでは
二次元的な地図情報であるため
過去に実際に発生した被害の状況を
時系列的に確認することまでは出来ないのが現状です。
個々の災害や被害のデータが残っているのであれば
それらをハザードマップ上で
時系列で視覚的に見れるようにすると
不動産を売買する際の参考にもなります。
現在の不動産売買の際には
取引の対象となる地点のハザードマップの有無については
説明を受けますが、過去に実際発生した被害の状況を
視覚的に確認することまでは出来ません。
せっかくお役所様に
被害の記録が報告書として残っているのであれば
それらをハザードマップに反映し、
4次元のデータとしてハザードマップ上で閲覧・確認出来るようにしたら
自分が取引しようとする土地の状況が良く分かり
それらが売買の際の判断に生かされるものと思います。
浸水等の被害にあった土地・建物の保有者からすると
それらのハザードマップの整備は
不動産の資産価値を低下させることになる場合もあります。
しかしながら
「ハザードマップの有無の説明を受け不動産を購入した人が、
浸水の被害にあってしまった」と言うようなことがあっては
目も当てられない状況です。
各市町村に眠っている大雨等の被害の記録は
単に報告書として保存しておくだけではなく
以降の考察に生かされる形で活用されて欲しいです。