空(から)梅雨とは全く無縁の今年の沖縄です。
さて、
不動産屋という職業は
街の景色の変化に敏感であると
言われています。
景色と言っても
「美しい自然」とかではなく
土地や建物や工事現場等の景色です。(笑)
例えば
測量を行なっている現場や
解体工事を行なっている現場があると
自然と目に入ってきます。
これは
測量中であれば
「土地の所有者が変わるんだろうか」、
解体中の現場であれば
「この土地は何が出来るんだろうか」など
これらは不動産業者の商売につながる可能性があるからです。(笑)
しかしながら、
実際には、解体や測量など、
現場が目に見える形で動いている時点では
もう既に他の不動産業者が付いているケースがほとんどです。
通常は、現場での作業が始まるかなり前から
土地や建物の所有者と不動産業者が
水面下で打合せを繰り返しているものです。
言い方を掛けると
現場での作業が始まっているのは
所有者と不動産業者の打合せがまとまり
実際に売却をする段階に入っているケースが多いです。
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引越し業者の車が止まっているのも同じですか?あはっ
そうですね。
引越し業者さんの車が停まっている場合は、
例えば、新しい所有者との売買契約の締結が完了し
売主さんが引渡しをする前の引越しをしている
というケースも考えられます。
また、
単に「賃貸物件の引越し」
という場合もあります。(笑)
以前、
ベテランの不動産屋さんと話をした際、
その不動産屋さんは、
「喪中の家があると、
その家は近いうちに売に出る可能性がある」
とおっしゃってました。
最近は
実家の両親が亡くなった後
子供たちがその家を継がない
ケースも増えています。
これは子供たちの間での
相続協議の問題もあれば、
相続税の支払いに充当するため
実家を売却するケースもあるようです。
その不動産屋さんは
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他人の不幸は(不動産屋の)商売になるもんだ
と嬉しそうに話していたのを思い出します。