沖縄のレンタカー不足対策のジョーカー

お盆を控え朝の通勤の車も
心待ち少なくなっている気がする沖縄です。

さて、今年の沖縄は
夏休みの観光客もウナギ登り状態です。

街中のコンビニでは
「わ」ナンバーのレンタカーを乗り降りする
露出の多いオネーちゃん ラフな格好の若者を
よく見かけます。

以前にも書きましたが、
沖縄はレンタカーが不足しており
市場が大変なことになっています。

今年の夏休みに沖縄で予想される状況

コロナの影響で、レンタカー屋さんが
レンタカーの在庫を急激に減らしたところに
観光客が急増し、さらに半導体不足等で
新車の納車にも時間が掛かっている状態のため
沖縄のレンタカーのキャパが
大幅に足りていない状況が続いています。

航空券やホテルの予約は取れても
レンタカーの予約が取れない人も
沢山いらっしゃいます。

そのような一方的な売り手市場ですので
レンタカーの値段設定も
レンタカー屋さんのやりたい放題です。（笑）

沖縄は公共交通機関の整備がアレであり
レンタカー無しでの観光は効率がかなり落ちるため
観光客はレンタカー屋の言い値で借りるしかない状況です。

別の言い方をすると
高いお金を払ってでも、
レンタカーが確保できればラッキーな方なのです。

こんな入れ食い状態を見て
いま沖縄では、レンタカーの新しいスタイルが
密かに広がっています。

それは、
【個人間でのカーシェアリング】です。

イメージ的には
コロナ前に流行ったエアビー（Airbnb）の車版です。

具体的には、車を借りたい人が
エニカなどのカーシェアの仲介サイトから、
お気に入りの車を予約すると、
あとは民泊と同様にカギを借りて
車を借りるいうものです。

エニカのサイト → https://anyca.net/

このカーシェアリングは
個人で行なうレンタカー屋のようなものです。

通常、個人であっても、
レンタカーを業とする場合は
「自家用自動車有償譲渡業」という許可が必要ですが
そこを「エニカ」というサイトを経由することにより
「レンタカー」を「カーシェアリング」という表現に
すり替えます。

つまり、
実質的には個人でのレンタカー屋の営業を
友達同士で車を貸し借りしているイメージにすり替え
許認可の取得等をグレーにしています。

民泊が流行り出した当初の
闇・民泊のようなものです。（苦笑）

レンタカー不足を背景に
カーシェアリングの仲介が
ちまたでは広がりつつあるようですが
リスク面等での課題が未だ残っている状況です。

例えば、車の場合、
故障・事故・保険処理・交通違反などの
民泊よりもトラブルになる要素が身近にあります。

さらに、
これらのトラブルは
基本は当事者同士での解決になりますので
車を借りた方が「逃げ得」を企てる要素もあります。

この個人間でのカーシェアリングは
沖縄の場合は、レンタカー屋さんの
在庫が回復するまでの期間限定となる可能性がありますので
車を貸す方も借りる方も、その点を理解した上で
利用されてください。

ちなみに、
車を貸す方は、当然ですが、
個人間でのカーシェアリングであっても
一定の収入があった場合は
確定申告も必要となりますので
お忘れ無く。