沖縄の本土復帰50周年に合わせ
放送が企画されたNHKの朝ドラ「ちむどんどん」。
放送当初から反響も大きく
例えば、ドラマ内で使用された
サータアンダギーや黒糖やシークワーサー等は
県外からの注文が殺到し、沖縄の通販業者さんは
大忙しとなりました。
また、県外のお客さんとの
SNSでのやりとりの中でも
ちむどんどん観てますよ~
が合い言葉のようになる人も出てきました。
しかし、そんな「ちむどんどん」も
沖縄の地元の人の中には
オレはあんなモンは観ない!
と、拒絶反応を示す人もいらっしゃいます。
そんな
反・ちむどんどん派の方に理由を聞くと
あんなヘンな言葉使いを沖縄の方言だと思われるのは心外だ!
という人も少なくありません。
たしかに
地元の人が使う「うちなーぐち」とは全く違います。
そんな地元の方々の批判を受入れてか
ドラマ内で地元の俳優さんが登場し
ネイティブな「うちなーぐち」でセリフを喋った放送が
一度だけ有りました。
案の定、全国の視聴者で
何を喋ったのか理解出来た人は
少なかったようです。(笑)
この話、
別に沖縄のうちなーぐちに限った話ではありません。
東北地方の人が
ネイティブの方言で喋る朝ドラだったとしても
正しく理解出来る人は限られるでしょう。
大切なのは
その地域が朝ドラの舞台として取り上げ
そこで繰り広げられる人間模様等がほのぼのと感じられ、
国民が温かい気持ちになることです。
そのためには
残念ながら方言などは
大衆が分かりやすいように
通訳したり脚色するのもやむを得ないでしょう。
そうでないと
地方を舞台とする朝ドラは
字幕付が定番となるでしょう。(笑)
そんな「ちむどんどん」も
最近は県外の方の反応も悪くなってきたような気がします。
以前は、
ドラマの感想が添えられていた
県外のお客さんとのやりとりも、
今ではドラマの感想は無くなりました・・・
略奪愛・繰り返す失態・不義理・強引な筋書きなど
「ちむどんどん」するどころか
朝からイライラする人も増えているようです。(苦笑)
「ちむどんどん」のお陰も有り
沖縄の観光客は順調に回復しつつあります。
ドラマの終了まで
残り約1ヶ月ちょっとですが
その期間に観光客が訪れてみたいと思うような
沖縄の魅力を引き続き発信して頂きたいものです。
そのワクワク感(ちむどんどん)が
「沖縄の不動産を購入したい」と思う動機の一つになるからでもあります。