今回の台風14号の被害にあわれた方々には
お見舞い申し上げます。
そんな台風に
日本がアタフタしている中
台湾では大きな地震が2回発生しました。
また、今朝はメキシコでも
マグニチュード7.6の地震がありました。
それ以外にも
マスコミで報道されていないものや
単に私たちが知らないだけのものを含め
世界のどこかで何らかの自然災害が
発生しているものです。
今回の台風14号は
台風の中心部が通過したエリアよりも
台風の東側(右側)部分で
大雨や暴風雨による被害が大きくなりました。
これまでは
台風の中心が接近する地域だけが
大きな被害にあうという認識でしたが
最近は台風の中心からは少し離れたエリアでも被害が大きくなるなど、
台風についての被害予測がつきにくくなっています。
また地震についても
日本では今後30年以内に大地震が発生する可能性が
最高70%のエリアもあります。
その一方で、
熊本のように確率が1%未満だったにもかかわらず
いきなり大地震に見舞われるケースもあります。
大ばっぱに言うと
日本列島の全域が
いつ自然災害に見舞われても
おかしくない状況とも言えます。
じゃあ、どうしたらイイんですか?
残念ながら、
私たちは自然災害の発生は
コントロール出来ませんので、
災害を前提とした準備をするしかありません。
その一つとしてよく言われるのは
これから不動産を選ぶ人は
自然災害が発生した際に
被害の及ばない場所を選ぶことです。
具体的には
・河川や海岸から離れていること
・ある程度の標高があること
・斜面などの傾斜地でなく平坦な土地であること
・切り土・盛土等の造成されたとちでないこと
・地盤がしっかりしていること
などの条件が挙げられますが
これらの条件を全て満たす場所はナカナカありません。
国土の狭い日本で
人口の全てがそのようなエリアで住むことは
そもそも難しい話です。
東日本大震災のあと
沖縄でも海の近くの不動産は敬遠されました。
中には海が見えない内陸の場所の物件を
希望する人もいらっしゃいました。
しかし、
それから数年が経過すると
また以前のように海の近くの不動産の人気が高まり
海に近い土地ほど価格が上昇するようになりました。
また、県外でも
湾岸沿いや河川沿いのタワマンに
人気が集中するようになりました。
数十年に一度起きるかどうかの自然災害よりも
日々の利便性・快適性・眺望を選んでしまうものです。
これらの繰り返しから
日本の不動産はバランスが保たれているのが実情です。