不動産業界のア○ウェイ

遠く離れてたフィリピンの台風(熱帯低気圧)の影響で
天気がやや不安定な沖縄です。

さて
マルチ商法の風雲児のアムウェイが
違法な勧誘を行なったとして
6ヶ月の業務停止命令を受けましたね。今さら感が満載

自分の会社名や目的を告げないで
勧誘を行なったとのことです。

私たちが学生の頃は
キレイな女性を使ってすり寄ってくる怪しい宗教団体や
破壊的な活動をする団体からの勧誘に気を付けるよう
注意喚起されていたものです。（笑）

社会人になり、
それらの勧誘は無くなりますが
その一方でアムウェイなどのマルチ商法絡みの
勧誘に触れる機会が出てきます。

社会人になると
自分で自由に使えるお金が増えるため
それを目当てに悪い人たちが
すり寄ってくるのです。

ですので
友人や知り合いの家に遊びに行ったとき
家にアムウェイの商品があると
その人とは自然に距離を置きたくなるものです。（笑）

不動産業界にも
アムウェイのような会社はたくさんあります。

さすがにマルチ商法ではありませんが
投資用の不動産の購入の勧誘がその筆頭ですかね。

彼らの一番の武器が電話営業です。

電話帳や名簿屋から購入した顧客リストや
片っ端から営業の電話を掛けまくります。

商売上、固定電話が必ずあり
その電話番号を公表している法人の代表者等は
電話営業の良いカモです。（笑）

電話の相手に怒られたり
一方的に電話を切られるのは
ハナからの前提ですから
そんなのをイチイチ気にしてはいられません。

昔から「不動産はせんみつ(千三つ)」と言われるように
千人に電話を掛けて三人に話を聞いてもらえれば
まだ良い方です。

そして、
話を聞いてもらえた人に
何とか不動産を売りつけなければなりませんので
そのためには、当然イイ話しかしませんし、
買ってもらうためには誇大・過剰・ウソは常套句です。（笑）

不動産屋の現実は
「せんみつ」よりもハードルはもっと高いものです。（苦笑）

しかし、そんな不動産の勧誘も
最近はすっかり様変わりしました。

その理由の一つがスマホです。

スマホの普及で
最近は自宅に固定電話を置かない家庭が増えています。

また、固定電話はあっても、個人情報の観点から
電話帳への番号掲載をしない家庭もあります。

そのため
不動産が電話営業するための元ネタである電話帳が
あまり役に立たないのです。

これに対し、最近は
ネットショッピング等で登録した携帯電話の番号が
名簿屋で出回っていますので、そのリストを元に
携帯電話に直接電話営業を行なう業者が増えています。

こうして
不動産屋の勧誘にダマされ
投資用の不動産を購入してしまう人も
相変わらずいらっしゃいますが
このときは自分がダマされたとは
気が付いていないものです。

そして、数年後
購入した不動産を売却しようと
別の不動産屋に相談したところ
自分が購入した価格よりもかなり安くでしか売れないことを
不動産屋に伝えられ、そこで初めてダマされたことに
気が付く人も少なくありません。

「投資用の不動産」として購入させられた価格は
市場価格よりかなり割高であることが
そこで判明するのです。

そう言う意味では
不動産屋の方が
アムウェイさんより一枚上手です。（笑）