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「沖縄ではクラクションと正義感は鳴らすな」の意味

台風1号に続き、南の海上にあらわれた熱帯低気圧は
沖縄の梅雨入りの前触れかも知れません。。

さて
沖縄でよく言われる言い伝えの一つに
「沖縄で車の運転をする時はクラクションを鳴らすな」
と言うのがあります。

これは
「沖縄は狭い島国なので、人と人とが
どこかで関係がつながっていることも多いので
運転中にイライラすることがあっても
他人に対してクラクションは鳴らすな」
という意味です。

この「どこかで誰かが」については
単なる「共通の知人がいる」にとどまらず
取引先のお客さんの従業員であったり
身内だったりすることもリアルにあるものです。

ですので
運転中にクラクションを鳴らしたくなる
イライラする場面になっても
グッと我慢をするのが懸命であり
多くの人はそれを実践していらっしゃいます。

ちなみに、沖縄で
運転中にクラクションを鳴らすのは
タクシーの運転手が道端を歩いている人に
「タクシーに乗らないね~」と勧誘をするときか
若しくはナイチャー(県外の人)くらいです。(笑)

そんな言い伝えがある中、
先日、ヤンバルの役場に行ったときのことです。

2つある役場の受付の窓口を
オジさんが一人で独占し
次に待っている人たちも
チョット困惑している雰囲気がただよっていました。

そこで、

次の受付をしてもらってもイイですか?

と窓口の奥にいた職員さんに声掛けをしました。

すると職員さんも


じゅ、順番に案内しますので少々お待ち下さい。

 

と少し困った感じでした。

そこで、
窓口を独占しているオジさんに
状況を気付かせようと
後ろから声を掛けました。


ちょっと後ろが混んでいるので、
少し横に寄ってもらっていいですか?

するとそのオジさんは
「ゴメン、ゴメン」と素直に横に移動してくれました。

そのおかげで
もう一人の窓口の職員が
平行して対応できるようになりました。

しかしながら
そのオジさんの姿に見覚えがあったため
再び声を掛けました。


もしかして○○さんですよね。


そうだけどオマエは誰だ

そのオジさんは
那覇市にある不動産業者の先輩でした。

しかも、業界では
ほとんど表舞台には姿を現さない
コワイ部類のダークな人です。(汗)


ね、ネット不動案の木村です。


おお、そうか。


さ、先程はすいませんでした。

あわてて謝っておきましたが
まさかヤンバルの役場で
那覇のコワイ系の先輩に会うとは
思っていませんでした。油断大敵

その後も、先輩のゴキゲンを損ねないよう
何とかその場を取りつくろい、お帰り頂きましたが、
ワキの下とパンツは変な汗で濡れちゃいました。(笑)

沖縄では運転時のクラクションと同様に
他人に対し、変な正義感を振りかざすものではないと
あらためて感じました。。