全国のご多分に漏れず
週末は良い天気になりそうな沖縄です。
さて、今週の沖縄は
週の半ば頃から
梅雨のような天気に見舞われました。
外では雨が降り続いていたこともあり
室内の湿度計は80%を超える日々です。
湿度が80%を超えると
お肌には良いみたいですが
室内には水滴が溜まるようになります。
例えば
棚の上にタオルを置いておくと
結棚とタオルの隙間に水滴が出来たりします。
また、昔の外人住宅や
最近のモダンな打ちっ放しの家など
床や壁などの内装がコンクリートむき出しの状態の建物では
結露により床や壁に水滴が出来ます。
床の上を歩くと
靴下がしっかり濡れる程です。
事務所の場合は
紙の書類が湿気でペラペラになります。
ウチは内装にクロスが張ってあるし、
床は木材なので大丈夫ですよ。あはっ
確かに
木材やクロスの下地のボードが
ある程度の湿気は吸い取ってくれますが
それにも限界があるため
それ以上は水滴になります。
これらの水滴は、放置しておくと
次はカビが発生することになります・・・
以前、
木材やクロスを使用している沖縄の建物で
旅行等で1ヶ月間不在にしていたところ
家中が黒カビたらけになり
床・壁・天井も全て張替えしたしたという建物の事例も
聞いたことがありますの。
カビは建物への被害だけでなく
人間やペットにも健康被害をあたえることになります。
それくらい
沖縄の湿気は凶暴なのです。
また、空気中の湿気は
気温の低下によって水滴化するという性質があることから
沖縄の中でも、海岸線近くの高台のエリアや
高い建物の上層階ほど、キリのような湿気に覆われやすいものです。
このように、沖縄の湿気は
立地や建物の構造等によって
活躍の場が多々有るものです。。
ですので、
沖縄では、その日の気候状況によって
エアコンの「冷房運転」と「除湿機能」を使い分けたり
単体の除湿器の使用が効果的であったりします。
ちなみに
最近の気密性の高さをウリにしている建物は
外気の影響をうけにくく
結露が出来にくいとは言いますが
その反面、室内の水蒸気が外に放出されにくい
という面もありますので、
適度な空気の入れ換えも必要です。
沖縄はGWが明けると
間もなく梅雨に入りますが
沖縄の湿気は一年中が戦場です。
これらの面からも
沖縄で建物の湿気やカビを防止するためには
その建物に人が住んであげだり、出入りしてあげるのが
一番の対策になります。