台風の到来が大幅に遅れているため
今後の予定が組みにくい沖縄です。
さて、
不動産取引の特徴の一つは
大きなお金が動くことでもありますが
そこでひと儲けをしようと
ダークな方々も触手を働かしています。
歴史的にもともと不動産の取引は
ダークな方々の専売特許でしたので
不動産業者以外にダークな方々がいらっしゃるのは
自然な流れです。
どちらかと言うと
不動産取引においては
不動産業者の方が後発組です。(笑)
というか
ダークな方々がいつの間にか
「不動産業者」と呼ばれるようになったと言うのが
正しい流れかも知れません。(苦笑)
そんな中
不動産で手っ取り早く儲ける方法として
「地面師」による売買があります。
「地面師」とは
売主になりすまして
不動産の売買を行い
売買代金をだまし取る人たちのことを言い
以前から存在していましたが
その性質上、表沙汰になることは
ほとんどありませんでした。
しかし、
2017年に積水ハウスが東京五反田の土地代として
55億円を土地代をだまし取られた事件が発覚した際に
「地面師」の存在が世の中に広く知られるようになりました。
ちなみに、2013年には
アパホテルが東京の赤坂の土地代として
12億円をだまし取られています。
地面師は
単に売主になりすますだけではなく
それを補完するメンバーがチームを組んで
登場人物となります。
また、
本人たちは決して認めませんが、事件によっては
司法書士や弁護士がグルになることもあります。
しかしながら
地主本人が存在している限り
偽物だとバレてしまう可能性があります。
また、なりすましに際し
免許証や印鑑証明書を偽造するため
それが偽物だとバレてしまうこともあります。
いずれにしても
地面師グループにとっても
リスクの大きい商売です。。
ですので、地面師は
不動産の価格が大きく
また人間関係が希薄となりがちで
かつ人口の多い都市部が狙われやすいものです。
沖縄のような
地域での顔見知りの関係が続いていたり、
また、人と人がどこかで共通の知人でつながっており
すぐに面が割れてしまうような小さいな街では
地面師はやりにくいものです。
そんな背景も有り
沖縄では地面師の話は
ほとんど聞かないものです。
その代わりに
沖縄向きの悪どい儲けの手口があり
それにより大成功をしている方々も
いらっしゃいます。(笑)
その内容については
長くなりますので
また次回に。